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タベマチシンポジウム② カメルカ高田のこと

タベマチシンポジウム

 9月15日(日)、新宿区高田馬場(住所は下落合)で第6回最期まで口から食べられる街づくりフォーラム全国大会(略してタベマチフォーラム)を開催する。今回の構成は、午前中タベマチシンポジウム、午後はタベマチフェスの二段構造。本稿では、午前中のタベマチシンポジウムの紹介する。

 前回の山下勝己君に続き今回は言語聴覚士の高田耕平君。

 一言でいうと「静かなるカリスマ」。いわゆるカリスマと言うと派手なイメージを伴うが、そのタイプではない。しかし、しっかりとした仕事で社会に爪痕を残すタイプである。高田君を知っている人ならば誰でも納得するだろう。

 高田君の名を一躍有名にしたのが「カメルカ」。ペットボトルのキャップ部に付ける凸型コネクタ。最初SNSでみたときは、「何だそれ?」と思ったが、本当によく考えられている。変に考えてしまうと重りのようなものを想像してしまうが、ペットボトルというどこでも手に入るものを利用するアイディアが秀逸だ。個人的に好きなのはそこだけでなく、硬さに注目してくれたこと。口から食べるという行為は、噛むこと、飲み込むことが必要なのだが、どうしても飲み込むことにスポットが当たってしまい、噛むことがあまり注目されない。その中で食べ物の硬さに着目してくれたことが個人的にもうれしい。

 そして今回、シンポジストとしてお呼びしたのはその後の活動である。カメルカの発明はもちろんすごいことだが、このような発明が医療現場内の小さな範疇で完結することが多い。しかし、高田君の活動はそうではない。社会で利用されること、その利用によって食べられる喜びを社会に広める活動を実践している。医療職、特に言語聴覚士という特性を活かした社会活動だ。この辺の話をシンポジウムではしっかり聴いてみたい。

シンポジウムの見どころ

 当日の演題は「『地域の食べられる』を広げる繋ぐ活動について」。ここまでざっと書いてきた高田くんのバックボーンを知っていただき、当日の話を聴いていただけるとより深く頭に入るのではないかと思う。「地域の食べられる」という言葉は特に興味深い。

開催概要

名称  第6回最期まで口から食べられる街づくりフォーラム全国大会
日時  2024年9月15日(日)
場所  東京富士大学二上講堂(東京都新宿区下落合1-9-6)
後援 厚生労働省 東京都 新宿区
参加費用(午前の部のみ)  前売券3850円(当日券5500円)

シンポジウム申し込みはこちら

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