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自分がアトピー性皮膚炎だと 子供にどれくらいの確率で遺伝しちゃうのか

 こんなお話は すこし 繊細な話かもしれません.

 でも これを理解することは この弱い皮膚を受け入れるために 必要なことだと思うのです.

 片親の皮膚が弱い場合,子供が弱い皮膚で生まれる確率が30-40%で お母さんがアトピー性皮膚炎であるほうが少しだけ子供に遺伝しやすい様です。

 どちらも強い皮膚でも,6人に1人は弱い皮膚で生まれてきます.

 また,別の研究では,両親とも皮膚が強い場合で子供が弱い皮膚で生まれてくる割合を1とすると,両親とも皮膚が弱い場合は6.12倍となると報告してます.

 このことを理解することは,自分たちの皮膚を理解し向き合うプロセスが単に自分だけのためではなく,子供の皮膚を理解し,うけいれることにもつながります.

 赤ちゃんのころから,成長し自分でスキンケアの重要性が理解できるようになる日まで,スキンケアのバトンタッチの日まで,その子の皮膚を守るのはあなたです.

 また この弱い皮膚が遺伝していくことを理解して 「皮膚の弱い子を産んでしまった」と責任を感じるお母さんがいたり 「僕がこうなったのは 親のせいだ」と思うのではなく 親もまた その親から引き継いだ遺伝子であり 誰を責めることもできないし 自分を責めることもないようにして欲しいのです.

 その遺伝子で生まれてしまった宿命を呪うのではなく その付き合い方 守り方 愛し方を 模索し 伝えていくことができたらなぁと

 そう 願うばかりです.

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