薄毛治療に関して
今日は、薄毛治療に関して男女別に、大まかに書いていきたいと思います。
私は基本的にはガイドラインにのっとった治療が大事と思っているので、そこが中心になります。
というのも、そもそも薄毛は自費診療。
色々なクリニックが各々最善と思うものを患者さんにご提案していますが、患者さんからしたら、それは本当に判断が難しく分かりづらいもの。まずはシンプルに考えて、そこから何を足すかというのを自分自身で考えられるようになるといいなと思います。
というのも実は、勉強のために以前、薄毛専門クリニックを1患者として受診した際、2年のコースで300万円以上のものを提案されたことがあります。
確かにそれは効果があるのかもしれないですが、自分の知らない分野のものを目の前に出されると、正常な判断が難しい。
高額な医療ローンを組む前に、もう少しシンプルに考えてみるということが、いろんな人のためになるんじゃないかなと思っています。
◾️男性の薄毛
原因はいわゆるAGAであることが多く、日本人男性の発症率は約30%とも言われていて、加齢と共に増加します。
AGAは、男性ホルモンが影響する進行型の薄毛であるため思春期以降に発症して、徐々に進んでいくのが特徴です。頭頂部(頭のてっぺん)または前頭部のいわゆるM字部分から進んでいきます早期の治療を受けることが重要で、知識が普及している今、20代、30代でも治療を始められている方が多いです。ガイドラインでは飲み薬や塗り薬が勧められています。(詳細は後日記載します)
薬には効果がある分、副作用もありますので、子供が欲しい方などは、時期等を医師と相談されるといいと思います。
また、ガイドラインでも勧められる植毛は昔日本で進んでいた分野ですが、最近は世界でもかなり多く行われています。植毛の生着率はクリニックによっては95パーセント以上であったりと特に男性の場合はよりいい結果を出せることも多いです。
興味のある方は、手遅れになる前にカウンセリングを受けられることをおすすめします。
(薄毛が進行してしまって、採取が難しいとなった場合は適応外と判断されることがあります。)
◾️女性の薄毛
一方、女性は、女性の男性型脱毛症(FAGA)、女性ホルモン減少による薄毛、ストレス、分娩後(出産後)脱毛症、ダイエット、過度のヘアケア
甲状腺疾患など様々なことが影響していることが多く、診断や治療が難しいことが多いです。
いずれにせよ、ヘアサイクルが乱れ、抜け毛が増え、髪の毛が細くなり、全体的に薄くなって行きます。
女性の場合、ガイドラインで勧められているのはミノキシジルの外用(塗り薬)だけになります。
肌の弱い方は皮膚炎を起こすことがあるので、医師の診察を受けるようにしてください。
◾️皮膚科ガイドライン
薄毛対策の栄養素に関しても記載しましたので、もしよろしければご覧ください。
https://note.com/dr_apple/n/ndd4e408d86df
ご覧いただきありがとうございます。
では!
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