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新型コロナウイルスが予防できる湿度は?

新型コロナウイルスの予防には、部屋の湿度管理が重要です。
罹患と死亡の予防効果がある湿度はどれでしょう?

1、30%
2、50%
3、70%


答えは2です!
米国マサチューセッツ大学が行った121カ国のデータ解析によると、新型コロナウイルスの罹患者と死亡者は、 湿度が40%未満の時と、60%以上の時に増えることが判明しました。

冬場の低音で過度な乾燥状態も、夏場の高音多湿な環境も、新型コロナウイルスが長く生き残る要因になるのです。

これからの季節は乾燥に注意です。
私は産業医として毎月多くの職場を巡視していますが、12月中旬から3月頃まではほとんどの職場で湿度が40%を下回っています。 加湿器を何台も稼働させていても、湿度が20%を下回るという環境もよく見かけます。

まず行うべきことは、信頼性の高い湿度計を置くことです。時計についている機能で代用しているところも多いのですが、これはあまり信頼できません。

こちらのオフィスは、湿度58%で湿度はセーフ。ただ、気温18℃は低め。19℃を下回ると人は寒いと感じる。ここで暖房をつけると、湿度が下がる。


加湿器を必要な台数準備して、湿度を上げましょう。湿度計は人のいるところに置き、その数値を指標にしながら加湿器の場所や台数を調整して下さい。
部屋の広さや、そこにいる人の数、部屋の機密性やその日の天気などで湿度は大きく変化します。キッチンがあるところやドアの開け閉めの回数なども影響するでしょう。

社内での調整が難しい場合でデスクワークである場合は、小さなマイ加湿器を用意するのもおすすめです。
それも難しい場合は、こまめな水分摂取でのどを潤しましょう。
もちろん、手洗いうがいも徹底して下さい。改めて言わなくても分かっているとは思いますが、近頃は店の入り口のアルコール消毒の減りが少なくなっており、帰宅してもうがいや手洗いしない人が増えているそうです。

帰ったら必ず、手洗いとうがいをしましょう!

冬場はインフルエンザ、ノロウイルスなど、新型コロナ以外のウイルス感染症が一緒に流行します。
いっそう気をつけて身を守り、世間の感染拡大を助長しないようにしましょう。

血圧、血糖値、脂質異常、脂肪肝などがある人は、新型コロナ感染の重症化リスクが高いので特に注意です。喉の痛みや発熱があったらすぐに受診をするべきです。(健康な方の場合、発熱や風邪の症状があったらまず自宅の抗原検査キットでチェックすることが進められています。)

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