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<3章>R2年度登録販売者試験解答解説<問33>


みなさま、試験お疲れ様でした。

最新の令和2年度の試験問題を解いてみました。

各章の感想と気になる問題をピックアップして、解説していきます!


【関西ブロック】


<3章>問33


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<解答解説>

答え 1


1 ○

2 × 【柴朴湯】体力中等度で、気分がふさいで、咽喉、食道部に異物感があり、かぜをひきやすく、ときに動悸、めまい、嘔気などを伴うものの小児喘息管支喘息、気管支炎、咳、不安神経症に適すとされるが、むくみの症状のある人等には不向きとされる。また、上記症状における虚弱体質改善にも用いられます。

3 × 【麻杏甘石湯】体力中等度あるいはそれ以上で、咳が出て、ときにのどが渇くものの咳、小児喘息、気管支喘息、気管支炎、感冒、痔の痛みに用いられます。

4 × 【神秘湯】体力中等度あるいはそれ以上で、咳、喘鳴、息苦しさがあり、痰が少ないものの小児喘息、気管支喘息、気管支炎に用いられます。

5 × 【五虎湯】体力中等度以上で、咳が強くでるものの咳、気管支喘息、気管支炎、小児喘息、感冒、痔の痛みに用いられます。


咳の症状が出るときに用いられる漢方についての問題ですね。

正解は1の半夏厚朴湯ですが、2の柴朴湯と迷いそうですね。

柴朴湯は、別名を小柴胡合半夏厚朴湯ともいいます。

ですがこのケースでは1の半夏厚朴湯となります。


また、麻杏甘石湯・神秘湯・五虎湯はいずれも構成生薬としてマオウを含みます!


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