かぜ薬とは


かぜ薬とは、かぜの諸症状の緩和を目的として使用される医薬品の総称で、総合冒薬とも呼ばれます。


かぜは、生体に備わっている免疫機構によってウイルスが消滅すれば自然に治癒します。安静にして休養し、栄養・水分を十分に摂ることが基本です。


かぜ薬は、ウイルスの増殖を抑えたり、ウイルスを体内から除去するものではなく、咳で眠れなかったり、発熱で体力を消耗しそうなときなどに、それら諸症状の緩和を図る対症療法薬です。

かぜ薬を飲めば、通常通り過ごしても寛解する!ではないのです。



かぜであるからといって必ずしもかぜ薬(総合感冒薬)を選択するのが最適とは限りません。

発熱、咳 、鼻水など症状がはっきりしている場合には、症状を効果的に緩和させるため、解熱鎮痛薬、鎮咳去痰薬、鼻炎を緩和させる薬などを選択することが望ましいでしょう。


存在しない症状に対する不要な成分が配合されていると、無意味に副作用のリスクを高めることとなります。


かぜ薬はとても身近な一般用医薬品の一つですが、”薬”であることに変わりはなく、重篤な副作用を招くおそれもあります。

ですから、自分の症状に合ったものを選択することが重要です。

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