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『塗り薬』のまとめ
ステロイドや保湿剤など、皮膚科で良く処方される塗り薬についてのツイートをまとめています。
外用薬の基本について
-タイプ別の特徴
【外用薬の剤形について】
— Dr.あび@皮膚トラブルの正しい対処 (@abi_hifukai) February 14, 2022
軟膏、クリーム、ローション、ゲルなど、外用薬にはさまざまな剤形があります✍️
それぞれ『塗りやすさ』『刺激度』『浸透度』などが異なってきます。
部位、皮疹、季節に合わせて柔軟に使い分けることで、より良い効果を期待できます🌸
順に見ていきましょう👉
-外用薬の選び方
【塗り薬の選び方 大原則】
— Dr.あび@皮膚トラブルの正しい対処 (@abi_hifukai) March 6, 2022
塗り薬のタイプによる特徴を大雑把にまとめます👉
軟膏→クリーム→ローション と水に近いタイプになっていくと、
①伸びが良くなり、短時間で広範囲に塗りやすい🙆♀️
② 皮膚保護作用が弱くなり、水に流れやすい💧
③刺激性が強くなり、ジュクジュクかぶれや傷に悪い🙅♀️
-塗り薬の適切な量
【塗り薬の適切な量】
— Dr.あび@皮膚トラブルの正しい対処 (@abi_hifukai) March 8, 2022
塗り薬のタイプによって適切な外用量の目安があります👨⚕️
『軟膏・クリーム』
→指の関節一個分で0.5g
➡︎ 手のひら2枚分に相当🤲
『ローション』
→1円玉の大きさで0.5g
➡︎ 手のひら2枚分に相当🤲
『フォーム(泡) 』
→キャップの大きさで1g
➡︎ 手のひら4枚分に相当🤲🤲 pic.twitter.com/zugXfQ0Fkc
保湿剤について
【保湿剤について】
— Dr.あび@皮膚トラブルの正しい対処 (@abi_hifukai) February 10, 2022
いわゆる保湿剤はその作用によって2種類に分けられます✌️
①エモリエント
→皮膚の『保護』
例)ワセリン、亜鉛華軟膏など
②モイスチャライザー
→皮膚の『保湿』
例)ヒルドイド、尿素軟膏など
それぞれメリット、デメリットがあるので順に見ていきます👉
-保湿剤は皮膚科で処方してもらえる?
【保湿剤は皮膚科で処方してもらえる?】
— Dr.あび@皮膚トラブルの正しい対処 (@abi_hifukai) February 24, 2022
保湿剤だけをもらいに皮膚科を受診する患者さんがいらっしゃいます。
しかし基本的に軽い乾燥のみで処方することはできません🙅♀️
保湿剤は主に、
・病的に乾燥している
・赤みや痒みがある
・アトピーその他がベースにある
などの場合に処方します🙂
ステロイド外用剤について
【ステロイド外用剤について】
— Dr.あび@皮膚トラブルの正しい対処 (@abi_hifukai) February 7, 2022
皮膚科で最も使われる薬の一つです。
炎症を抑える作用で湿疹やかぶれを治してくれる強い味方🙂
実際に処方する薬の強さは4段階に分けられ、炎症の『部位』と『強さ』によって塗り分けます。
strongest →最強
very strong →強め
strong → 普通
mild →弱め
-ステロイドを塗ると皮膚が黒くなる?
ステロイドを塗ると「皮膚が黒くなる」と思っている患者さんが一定数います。
— Dr.あび@皮膚トラブルの正しい対処 (@abi_hifukai) January 13, 2022
これは間違いです!
確かに湿疹などが治った直後は皮膚に薄い黒ずみ(色素沈着)が残りますが、これは皮膚に炎症が起きた名残です。
炎症が強いほど、長引くほど、色素沈着は強くなるので、早めに治してしまいましょう。
プロトピック軟膏について
【プロトピック®︎軟膏について】
— Dr.あび@皮膚トラブルの正しい対処 (@abi_hifukai) February 9, 2022
プロトピック軟膏はステロイドの含まれていない抗炎症作用のある外用剤です。
ステロイドのように長期使用による副作用が少なく、顔を中心によく処方します👱♂️
・プロトピック軟膏0.1%
・プロトピック軟膏0.03% 小児用
の2種類あり、小児用は2歳以上に使えます👶 pic.twitter.com/Aao7g9oZyD
日焼け止めについて
【寒い季節は日焼け止め不要?🌤】
— Dr.あび@皮膚トラブルの正しい対処 (@abi_hifukai) February 28, 2022
🗽米国皮膚科学会より🗽
・寒い季節も日焼け止めは塗るべし!
・日焼け止めはSPF30以上のもの
・出かける15分前には塗っておく
・2時間おきか汗をかいたら重ね塗り
・鼻、耳、唇、首の後ろ、手足の甲を忘れずに
・つばの広い帽子をかぶる
・裾と袖の長い服を着る https://t.co/dMQlKb1AkE
塗り忘れない工夫
【塗り薬を忘れない工夫は?】
— Dr.あび@皮膚トラブルの正しい対処 (@abi_hifukai) March 1, 2022
人は忘れっぽい生き物です。
痒みにすごく困っている時などはしっかりと塗れますが、あまり困ってない時の保湿剤などは忘れてしまいがちです😅
塗り忘れ対策にお勧めなのが、
『塗り薬を脱衣所に置くこと』です🧺
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