『やけど/火だこ/しもやけ』のまとめ

いずれも冬に起きやすい疾患です。
対処法を間違えると取り返しがつかなくなることもありますので、正しい知識を持っておきましょう😊

『やけど』の処置と注意点

『やけど』の多い季節です。

熱湯、油、火、ストーブ、ホットカーペットなど、様々な原因があります。

いつ自分や周りの人に起きるか分からず、甘く見ていると後遺症や命に関わることのある疾患です。

初期対応はおおむね同じですが、治療方法は『部位』『面積』『深さ』で大きく異なってきます。→

— Dr.あび@皮膚トラブルの正しい対処 (@abi_hifukai) January 23, 2022

-湯たんぽによるヤケド

【湯たんぽによるヤケド】

「朝起きたら足の皮膚がえぐれてた😨」と皮膚科を受診する患者さんがいます。

問診すると、温めた湯たんぽを布団に入れたまま一緒に寝ていることが判明します。

湯たんぽによる低温熱傷です🔥

小さいけど深いヤケドになり、皮膚移植が必要となることもあるため注意です⚠️

— Dr.あび@皮膚トラブルの正しい対処 (@abi_hifukai) February 18, 2022

-ホットカーペットによるヤケド

【ホットカーペットにやるヤケド】
比較的安全なホットカーペットですが、これも低温熱傷を起こすことがあります🔥

①調節温度MAXで寝る
②ホットカーペットの上で直接寝る
などが原因です。

湯たんぽに比べて広範囲をヤケドするため、命に関わる重症熱傷に至る可能性があります😨

— Dr.あび@皮膚トラブルの正しい対処 (@abi_hifukai) February 19, 2022

『火だこ』の原因と対処

【火だこについて】
ヒーター、こたつ、ホットカーペットなどの温熱機器に下肢を長時間当てていると、赤紫色の網目ができることがあります🦵

これは火だこ(温熱性紅斑)と言い、低温熱傷一歩手前くらいの状態です🔥

温熱刺激がさらに続くと、色素沈着が強く残ったり、皮膚癌を起こすことがあります😦 https://t.co/faarWwgSqE

— Dr.あび@皮膚トラブルの正しい対処 (@abi_hifukai) February 20, 2022

『しもやけ』の原因と対処

しもやけの季節です。

寒さや大きな温度差によって血管が狭くなり、皮膚がキンキンに冷えて発症します。

手足の指、耳、鼻などが真っ赤〜やや青っぽくなります。

基本は痛いか痒いかです。お湯で温めるとジンジン痛いです。

放っておくと水ぶくれや壊死に至る可能性があります。

画像:Wikipedia pic.twitter.com/GvjHGriv8y

— Dr.あび@皮膚トラブルの正しい対処 (@abi_hifukai) January 20, 2022