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韓国社会の不条理さが凝縮された韓国ドラマ「未成年裁判」

今回紹介するのは、韓国ドラマの「未成年裁判」!最近公開されたばかりで、総合ランキングでも1位とか2位であることが多い。未成年の事件というセンシティブな事をあつかっていることもあるだろうけど。

ストーリー

未成年が次から次へと起こす事件を主人公の女性が判事として裁いていくという話。親から受けた虐待が原因で犯罪を犯すようになったとか、未成年だからと言ってどうせ罪に問われないとふざけた奴とか、なんか考えさせられる内容でしたね。韓国の話と言っても日本と共通する部分があるので、そういう意味でも興味深かった。

韓国社会の不条理さ


日本社会って不条理だなと感じることが多い。同調圧力とか、パワハラ、セクハラが横行するブラック企業がなくならないとか、出る杭を打つ文化とかね。

でも、韓国ドラマを見ていると、韓国社会は日本社会に輪をかけて不条理で抑圧的な社会だと思う。上司が部下に怒鳴るようなパワハラまがいのシーンはたくさんあるし、場合によっては暴力を振るったりもしている。ドラマだから多少現実より脚色していることもあるでしょうが、やっぱりそれなりに現実を反映しているでしょうからね。貧富の差も強烈だよね。

あと、超学歴社会。ソウル大学などソウルにある3つの大学出身じゃないと、地方大学出身と言ってバカにされたりとか。就職も大変で大企業に勤めるなら、超狭き門でいい大学に行くだけではダメで、資格だとか、留学とか頑張らないといけなかったりする。この辺は同じく韓国ドラマである「ミセン」に詳しく描かれているので興味ある方はぜひご覧ください。

しかし、不謹慎かもしれないが、だからこそドラマが面白い。社会が不条理だからこそだよね。もうね感情がむき出しで、怒ったり、泣いたり、笑ったりが全てが全力だったりするんでそこが魅力。

韓国の虐待のやばさ

そういうわけで、抑圧されている人が多いだけに、日本以上に韓国の虐待の問題は深刻だと思う。今まで見てきたドラマの中でも、親の虐待を経験した人が登場するのはかなりの数にのぼる。こうした韓国社会の不条理さをかなり真実味を持たせて描いているところがこのドラマの魅力だ。ただし、その虐待のシーンはかなり強烈だし、見る人が見ると不快な気分や気持ち悪くなったりもするから注意が必要ではあるけどね。

ドラマの一番の見どころ

最後に、このドラマの一番の見どころは主人公だと思う。犯罪を犯す未成年を憎むと言っちゃう。そして、犯罪を犯した未成年に対してそっけない態度をとる。そっけないというか冷たい態度をとるのだ。だけど、実は誰よりも子どもたちのことを考え、子どもたちがより良い未来を迎えられるようにと配慮しているのがわかる。

そして、最後には主人公がどうしてそんな態度をとるのか、そこには過去の悲しい出来事があるということがわかるんだけどね。定番といえば定番の展開と言えるかも。よければぜひ見てください!


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