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デザイナー必見!抜け出せない修正地獄を回避する方法

WEBでもDPTでもグラフィックでもなんでも、デザイナーならいつまで続くんだってくらい長いながーい修正地獄を体験したことがある人は多いかもしれません。あれきついよね。わかります。
めんどくさくなって対応が雑になっちゃったりね。わかります。
例に漏れずわたしも通ってきた道。

ある日は自信喪失。ある日は「細か!」などと自分を顧みずにクライアントの文句をいう。などなど。
誰でもあるんじゃないかな、そんな苦い経験。

いろんなデザイン制作経験を経て、修正地獄はクライアントが細かいからでもケチつけたいからでもない!ということを学びました。
今日はその話をしたいと思います。

デザイン着手の前にやるべきこと

デザインをつくるとき、一番最初にやるべきことは、クライアントと制作者(あなた)とで、「完成イメージの共有」をすること。他にもありますが今回は「完成イメージの共有」に絞ってお話できればと思います。

デザインイメージは、カッコイイ、かわいい、洗練、クールなど、雰囲気のイメージワードが使われがち。
どんなデザインがご希望ですか、そんな意味合いの質問をしたとすれば、クライアントから上記ワードが返ってくるのは容易に想像できるはずです。

でもこれらワードは抽象的で具体性がない、感覚の部分だから人によってかなり差異が出る部分。人によってセンスや好みが違うように、つくる側とクライアント側での差異があるのは当たり前。

感性イメージの共有なくしてデザイン制作着手するのは、ゴールの見えない修正地獄に片足突っ込んでいるのと同義です。

デザインに正解はない?

デザインは、最適解はあるけど正解はない。なにかの本で読んだ言葉なのか、YouTubeで見た動画の言葉なのかは覚えてないのだけど。
まさにこれだなって思います。

自分の世界観を表現するデザインは、アートですよね。
クライアントの想いをかたちにする仕事として、デザイン業務を請け負っているデザイナーのほうが、アートのデザイナーと比較すると圧倒的に多いと思います。

デザインに正解はない。だから修正沼にハマりやすい。
クライアントとのコミュニケーションはすごく大事で、その人の感性を知ること以上にデザインワークが捗る術はないのよね。なんて。
わかったつもりでいたりするフルタチです。

そのデザイン、説明できる?

『デザインの初稿提示で、「はいできました、どうでしょう!」で済ませるデザイナーが多い』と聞いたことがあります。

だとすれば、クライアントに、つくったデザインの意図が伝わることもない。
だから、ここはこうしてください、イメージと違う!など、クライアントの嗜好で修正が頻発するパターンに陥りやすい。
具体的に指示くれるなら助かるけれど、違う案が見たい、ちょっと違う気がする。なんていう曖昧な修正依頼も多くなるのも当然かなと今ならちょっと、わかったようなつもりでいたりするフルタチです。

「修正=デザインが悪い?」そうとは言い切れない

修正沼に陥るデザイナーに多いのは、デザインの説明、いわばつくったデザインの言語化ができていないことが理由のひとつになっている気がしています。

修正ばかりでデザイン力に自信を無くしてしまう人も多いよう。
わかる。めっちゃわかる!
でもほら、クライアントの身になってみたらどうだろう。

案外クライアントは、デザイナーというプロの視点を、プロの意見を聞きたいと思っています。
希望と反するデザインを提示となったとしても、どうしてこうしたのか、どのような意図でこのデザインになったのかを説明してあげられれば、喜んで受け入れてくれることのほうが多かったりするものです。

もしそのあとに修正になったとしても、作ったデザインに対して説明ができてればデザインの方向性についてディスカッション終えてるはずなので、修正沼にはまることもなく、無限に続きそうな修正地獄にはなりえません。


最初がとっても大事。
これができるようになってから、修正回数がものすごく減りました。
そしてさらに、満足度も高くなる。
最高じゃないですか!!

案件掛け持ちすることも多いデザイナーにとって、時間はお金です。
そう、タイム・イズ・マネー。
だれもが修正頻発は避けたいものです。

修正が多くて自信がなくなってるのなら、自分のデザインと向き合って、クライアントに丁寧にデザインの言語化をしてみてください。

そうすればきっと、今の悩みはなくなるよ!
そしてもっともっと、デザインが楽しくなると思います。

一緒にがんばりましょう。


今回も読んでくれてありがとう(きす)

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