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副業研究チャンネルDポンの光と影/人生を大きく変えた出来事


僕の人生を大きく変えた出来事


親父は建設会社を経営していました。

親父の会社はバブルが弾けた後
順風満帆とはいかず

大手のゼネコンや
元請けの会社の影響を受け
かなり大変な状況でした。

そんな中、
不良大学生に仕送りし
まさか取得単位18とも知らぬ親父が支援できる
ネットワークビジネスの収入でした。


ある日、
家のシャンプーが
聞いたこともない外国産のシャンプーに
変わりました。

いつもは作業着の親父しかみたことなかったのに
おしゃれなスーツに着替えて
夜な夜などこかに出撃するようになったのです。



ある時には
リビングにホワイトボードを引っ張り出し
プレゼンしている様子をオカンが撮影するという
非常にカオスな状況を目撃。

そんな親父の変化?進化?

なんだったんだあろう、
あの変わりよう。


2年か3年が経った頃、
家には
ジャガーという高級車が届きました。


親父は
ネズミちゅうちゅうの親分に
なっていたのです!!笑


何の知識もない僕は
親父の仕事に興味津々で

なぜ
シャンプーを売るだけでそんなに稼げるのか?


その答えが知りたいと、
当時親父に
説明会のビデオを見せてもらいました。

そこには
島田紳助さんを彷彿させる
キレッキレのトークで大爆笑を取る
大鶴義丹似の胡散臭い経営者が
ネットワークビジネスのプレゼンをしていました。

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当時彼は5社の会社を経営する
バリバリの経営者で、

圧倒的なトーク力と
ロジカルな思考と先見性を持ち、
業界に旋風を巻き起こしている
張本人だったのです。

そのビデオが
僕の人生を変えたと言っても
過言ではありません。

もちろん良い方向に。笑



ハマりやすい性格(純粋無垢)の僕は
そのビデオを見た瞬間、

こんなに簡単に儲かるのか!
僕もやりたい!


人生の将来像に

「初めて」イメージができたのです。


「俺もやらせてくれ!」

と親父に叫んだ事を覚えています。


「学生は出来ないから、卒業してからやりなさい」

と、すかさず口を挟むオカン。

今考えれば
真っ当なのか真っ当でないのかわからないことを
オカンは言っていました。

僕の心の中には

どうせ単位もとれてない。
進級もできない。

いや、
普通に大学卒業したって
こんな出来損ないの僕を雇ってくれる就職先もないだろう。

それに僕にはサラリーマンは無理だ。

なんかわからないけど嫌だ。

スーツも嫌だ。
安月給はもっと嫌だ。


そうだ。
大学を辞めよう。

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逃げるのが大好きな僕は
その瞬間、決断していたのです。


大学を卒業しても意味はない。

僕の心はもう決断していたのです。

後に、
大鶴義丹似の経営者は

「大学は絶対卒業するべきだ」

という考えであることを知ったのです。


その時は
誰に相談すればいいかもわからず
辞めることだけを決断していました。

実は
その社長は大反対だったのです。

そんなことも
当時の僕はつゆ知らず、

大鶴義丹似のあの経営者のもとで学び
そこで出来た人脈の方が
価値あるんじゃないか?

そもそも
そのコネクションがあれば
この先何とでもなるんじゃないか?

今のうちに大学を辞めて、
ネットワークビジネスをやった方がいい。

先行逃げ切りだ!
だって単位ないし!!笑笑


・・・こんな思考でした。笑

そう、
僕はあっさりと逃げたのです。



親父とオカンの意見はというと、
微妙にくい違っていました。

親父
「大学辞めてやったらええがな」

オカン
「そんなん上手くいくかわからんのじゃけえ、休学にしときんさい」

・・・そう、
僕の両親はテキトーなのですw


まずは休学して
真剣にやってみる事にした僕。


こんな簡単に
人生の選択をしていったのです。


これがまさか
僕の人生を狂わせる
ネットワークビジネス人生のスタートになるなんて
思いもよらなかったのです。

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ネットワークビジネスを始めて
親父のおかげもあり
様々なリーダーと繋いでもらいました。


そして
「儲かってそうな」リーダー達に
憧れもしました。


夜景の一望できるタワマン、
ブランド物や高級外車。


僕も
自由でお金持ちの成功者になれると
確信していました。


この時は。


完全にこの世界は本物だっ!

と、
覚醒状態(洗脳状態)に入った僕には
怖いものなどありませんでした!笑

知人友人にアポイントをとり
この情報は凄い情報だと伝えていったのです。

知人友人のリストも
いずれはなくなることもわかっていたので

同時に出会い系サイトやmixiで
人脈作りをして伝えまくった僕。

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収入は
4万、5万、8万、20万と
上がっていったのです。

まさに順風満帆でした。


気づけば半年後には

最短で、 
最年少で、
最高タイトル

を取得していたのです。


これを読んでいる皆さんは
経験があるかもしれませんが

最高タイトルさえ取れば
月収ウン百万円なんて
イメージはなかったですか?

僕も
最高タイトルさえ取れば
自分の人生が変わると
信じて疑わなかったのです。


そして
最高タイトルを取った僕。

その月収は衝撃的でした。

思い描いたものとは
かけ離れていた金額だったのです。


月収、40万。


掛かった経費を差し引けば
大した収入にもなっていませんでした。


最初はこんなものなのか?

ここから先、
どんどん収入があがっていくだろう。


安易に考える僕がまだそこにはいました。

しかし、
新しく参加するメンバーもいれば
やめていくメンバーもいたのも事実です。

僕が誰かを勧誘できても
僕のグループは同じように勧誘ができない。

僕の収入は
ここから上がることはなかったのです。

グループの人は僕をみて
最年少の最高タイトルだから
この人は儲かっているに違いないと
思っていたかもしれません。

儲かっているフリをするジレンマと
僕は闘っていたのです。


本音を言えるグループを作ろうと言いながら
自分がグループに本音が言えない。


収入を聞かれることは恐怖でした。

僕は
本業を持たずにネットワークをしていたので

ネットワークで得た収入は売上であって
ネットワークで使った経費を差し引いて
残ったものが利益になる。

実際には
手元にほとんどお金は残らなかったのです。


ネットワークビジネスの
トップリーダーと呼ばれる人たちが
本当に儲かっているのか?

と疑問を持つようになったのは
この頃からでした。

だって僕は彼らの収入を見たことがない。

誰か見たのかよ!
誰も見てないだろ!
だったらわかんないじゃないか!


ルビッチの名言通りだ。笑

ただ、
何年もネットワークをやっている僕には
だいたいの収入は察しはつきました。

何人のグループがセミナーにきているのか?

これで
アクティブメンバーを把握することができる。

あとは新規数と既存顧客からのリピートで
だいたいは察しがつくのです。



僕が憧れたリーダー達。

一瞬儲かった時期はあったかもしれないけど
ほとんどのリーダーが
それを継続できていなかったのです。

儲かっているフリをして
憧れを与え、

そんな人から

「あなたにも出来るよ。
誰でも稼ぐことができる。」

と言われるから本気になってしまう。

でも実際その人はたいして稼いでないし、
お金が残っていない。

みんな僕のようなジレンマに苛まれているに違いない。


そんな人にはなりたくない。


ふと僕は思ったのです。

みんなこのようなジレンマを抱えているのです。

これこそ
ネットワークビジネス業界が
悪質な業界に見られる一つの大きな原因だと思っています。

今では
偽物のブランド物や
借りてきた高級外車をちらつかせ、

泊まってもない高級ホテルのロビーで
写真を撮り、

SNSにアップするだけで
儲かっている雰囲気を演出できてしまうのです。

それに騙される弱者たちが
今日もお金を搾取されている。

普通に考えれば

本当に儲かっている人は
儲かっているふりをすることはない
のです。


本物の大成功者達が
今やこぞってYouTubeで発言しています。

SNSでキラキラしている人間は全員詐欺だ、と。

そんなキラキラした嘘に騙される情報弱者達が
絶えないのです。

今日も
お金を搾取されている人がいるのです。

非常に不健康だと思いませんか?

僕はそんな世界は不健康だと思いました。


僕は正直者ではないかもしれない。

だからこそ、
正直にやりたいし、正直な人が好きなんです。

しかし
嘘で塗り固められた
この業界を信じている人がたくさんいるのです。


ネットワークビジネスを辞めた理由


ネットワークを始めて8年が経った頃

親父が
別のネットワークビジネスを始める
と言い出しました。

今いる会社から他社に移籍すると言うのです。


今の会社ではもうワクワクしない。
新しい会社の立ち上げをやりたい。


ネットワークビジネスの経験が長い人なら
こういうことはあるあるな話です。


このケースのほとんどは

「儲からなくなったから、移籍したい」

ということなのです。


あれだけ権利収入だと
あれだけキラキラを謳歌したリーダー達。

そのほとんどが
次から次へと
ネットワークビジネスを渡り歩いていくのです。

そう、

権利収入なんて嘘

なのです。


僕は
親父の人生だから自由にしたらいい
と思っていました。


僕自身は
その新しいビジネスがとても魅力的には見えず
やる気にはなれませんでした。


でも、

僕が人間不信になる大きな出来事

が起こったのです。



親父は
自分が始めた
その他社のビジネスの勧誘を
僕のグループに対しても始めてしまったのです。

そう、親父は
クロスリクルートをしていました。


クロスリクルート。

業界ではご法度とされている勧誘方法です。


僕は当時、
まだそのネットワークビジネスを
続けていたのです。

にもかかわらず
僕のグループから親父が引き抜く。


それはまさしく

「僕の収入が減る」

ということを意味していたのでした。

「息子を蹴落としてまで?
そうまでして金儲けがしたいのか!?」

親父に対して不信感を覚えた事を
僕は今でも忘れることができません。

今考えると
親父は僕のことが心配で
僕を気づかせたくて
その行動を取ったのかもしれません。

しかし
当時の僕には
親父が「敵」にしか写りませんでした。

今の会社でも収入をとりながら
新しい会社でも収入を取ろうとする親父の魂胆が
僕にはどうしても納得できなかったのです。

この出来事が
僕にネットワークビジネスを辞めることを
決断させたのです。



<第3話>副業研究チャンネルDポンの光と影/YouTubeを始めたきっかけ


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