海外工場へは定型書類・品番・写真

海外工場でも、その国の方は新製品の初回生産を難なく開始させるのに  必死。工場で人とモノを集め予定通りに商品を組立て出荷するのは大変な事です。 作業員は毎朝早く周辺の村から、遠くの村から出勤し 毎日 “さあ頑張ろう” “一日忍耐のいる作業が続くが品質の良い物を組立てよう”と思っています。 多くの作業員を集め生産が予定通りに行かないとは大変な事です。また彼らは “商品が出荷できない=家族が養えなくなる”と直ぐに敏感に感じ取ります。

日本人はどちらかと言えば英語は不得意なほうですが、それでもその国の工場の方は日本語の資料であっても(新製品導入ラッシュになると日本語資料も飛び交います)頻繁に見ている定型フォームであれば必死に内容を理解しようとしています。定型フォーム内にある写真を見たり、フォーム内に書かれている製品品番・部品品番を拾って想像力を働かせ内容を理解し、その後簡単な英語メールで日本側の日本人担当者に最終確認をした後に生産開始準備を進めます。 海外工場に勤務している時に一度だけ生産担当者が私の所に翻訳お願いに来ました。それは定型書類に内にあった備考欄にあった但し書きでした。方法によっては言葉は分からなくとも目的達成の為には見えない物も見えてくるのだなと感銘を受けました。

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