品番をもって物を言え

同じ種類の部品でも間違った部品を使うと一日で多くの不具合品が生産ラインで作られてしまう。特に新製品を初回生産する際、生産開始ギリギリまで使用部品が変わる事が頻繁にあります。生産ラインでの生産開始準備と並行して関連部署では商品信頼性テスト等を行っておりこれらの結果内容によっては部品を変えたりするのです。ある時勤務していた海外工場で初回生産開始前夜に日本の設計部門より “3年前の例の黒いネジ使え” と指示がありました。先方はかなり焦っていたのでしょうが、これでは翌日の生産開始までにネジは揃える事が出来ず、又は間違ったネジを使い不具合品をたくさん作ってしまう結果となってしまいます。
生産の現場でなくても、Eメールのやり取りで人がつながり、又、言葉・国境を越えて皆で仕事をしています。この場合でも
皆で協力して、無形ですが大変大事な成果物を作っています。いつも無駄な事・曖昧は事を書かず、細切れの情報で正確に“品番をもって物を言え”精神でみんなとやり取りをし、大事な物を生み出すよう努力してます。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?