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応量器(2020/10/21)

僧堂での食事には
応量器を使う
各自、師匠から頂いたものだ

これを
僧侶全員がそろって準備する
展鉢(てんぱつ)という

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朝食は粥座(しゅくざ)だ
左の頭鉢(ずはつ)には粥を
真ん中には汁を
右には香菜(きょうさい・漬物とごま塩)を
入れてもらう

食べ終わると
頭鉢に白湯を入れてもらい
順々に小さな器に湯を移して
箸と匙も併せて
鉢刷(はつせつ・へら状の板)で洗う

そして、布巾ですべての器を拭いて
元通りに戻すのである

慣れると
準備から片付けまで
極めて合理的な食事方法である

ただし
もう一度
修行の場へと言われたら
その勇気はない‥

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