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悲劇の主人公(2020/11/6)

ブログに何を書こうか考える
あれにしようか
これにしようか
迷っている
けれども
あれの時はあれのことを
これの時はこれのことを
一つのことしか考えられない
もう一つのことは頭の中から消えている

仰向けに天井を見つめている
何も変化がないと感じているのは頭の方だ
眼は絶えず天井の新たな像を捉えている
炊飯器でご飯を炊く音が聞こえる
ずっと同じ音だと感じているのは頭の方だ
耳は絶えず新たな音を捉えている

一瞬、一瞬に変化している今を生きている
過ぎ去ったことは頭に残っているだけに過ぎない

そして、
私が考えている
私が天井を見ている
私がモーター音を聞いている
とは意識しない
思い浮かんことを考えている
天井が目の前にある
モーター音がする
ただそれだけ‥
そこでは「自分」を意識することはない
思いや感じと共にあるという在り方だ

痛み、悲しみ、苦しみだって
それらがある時にだけ共にあるだけだ

痛み、悲しみ、苦しみだって
絶えず変化している

悲劇の主人公にはなれない







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