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熊蝉と 河鹿蛙の 二部合唱
炎天下 木陰頼りに 枯れ葉掃く
昼寝して 午後の活力 再チャージ
冷や汁と 素麺交互の 昼餉哉
寺施餓鬼 大汗掻いて 鉢鳴らす
ジリジリと 寺を覆いて 蝉時雨
雨後の夜 細胞レベルで 再生す
お盆前 お墓まわりの 草を抜く
雨音で 目覚める朝の 花艶に
朝夕の 涼に心身 包まれて
秋近し 虫の音共に 坐禅する
鶯の 後に鋭く 鵯の
夕風の 柔らかき 一日終わりに
木陰にて そよ風受けて 草を抜く