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戯れか 掃きた道にて 落ち葉舞い
冬を越し 成長せりし 鹿を見る
鶯の 鳴き声響き 目覚め居り
久々の 雨の中での 草取りを
浄髪を 終わりてつるっと 頭撫で
芝の除去 完結をした 達成感
春彼岸 法要一座 厳修する
風は去り 寒さのみをば 留まりぬ
夜中中 春一番か 雨戸打つ
深く吐き 身体の強張り 消していく
青空の 下でひたすら 芝を取る
夢でさえ 出逢いし少女に 語りかけ
夜更けても 明日の来ない 夜はない
雨降るも 春の足音 一歩ずつ