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光明寺 参り゙てみれば 紅白の
動かぬ木 霜降る朝に 風はなく
竜骨を 本堂頭に 安置する
さっぶいねぇ 里にて交わす ご挨拶
残した葉 見捨てておけず 手を伸ばす
寒き朝 光を浴びて 作務を待つ
目覚めれば 里一面に 雪の跡
好天を 待ちてはせっせと 布団干し
香り嗅ぎ 蝋の花弁を 愛でている
せせらぎに 出会い改め 山感謝
熊除けの 鈴の音共に 山くだる
北風が 尾花を揺らす 帰り道
幾度見た この景色とて 新たなり
薪炊きで いただくお茶の 円やかさ