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逞しく 育ちたる子ら 仰ぎ見る
無の世界 覗いてみれば 在るも無し
肩と腰 力が抜けて 気が通る
久々の 禅堂磨き 力込め
此処に居て 花咲きたるを 見るも好し
一つずつ こつこつこつと 歩み行く
暖かき 春風に乗り 蠟梅香
鉢を持ち 乞食するも 修行とす
此処に在る 意識せずして 此処に在る
ゆったりと 只 ゆっくりと ゆったりと
惑われぬ 冷たき風が 頬を刺す
素の自分 晒す度毎 軽くなり
山の香が 雨に洗われ 春めきぬ
緊張が 疲れ招くと 身が教え