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うっすらと 雪が里にも 覆いたる
つきたてを 喉に通して 疲れ取り
紫陽花が 冬芽をつけて 夏を待つ
お経終え 見上げた空は 日本晴れ
凍り付く そんな朝にも 夜は明ける
坐禅を終え 余韻楽しむ 我がいて
凍てつく朝に 坐禅楽しむ 我一人
風もなく 小春日和の 作務となり
年の瀬に サイレン響かせ 走り行く
十六夜の 月をお供に 午前四時
期待する 霜降る後の 暖かさ
雨一夜 潤い肌に 持ち来たり
休憩時 共に語らう 作務談義
霜降りて 光の中に いのち燃ゆ