シェア
寺の裏 石に守られ ヤブラン花
栗の実を 見上げた先に 空の青
彼岸会の 御堂飾るは 彼岸花
参道に 柿の葉染めて 彼岸なり
茜雲 朝焼け空を 染め抜いて
生垣に 彼岸花燃え 彼岸入り
休みなく 水集まりて 流れゆく
野に在りて 一花咲かす 茶ノ木なり
その日待ち 寺で輝く 薄の穂
時告げて 野に咲く華よ 彼岸花
羊歯の葉を 見上げた空に 雲覆う 野良に出るには 良き日なる哉
道の端に 秋桜咲きて 里の華
雲覆う 隅にくっきり 空の青