自分育て直しプロジェクト

8月29日に【自分育て直しシェア会】をやりますが、その前に何故私が自分の育て直しをしようと思ったのか、そのきっかけをお伝えします🤗
もし宜しければ読んでみてくださいな。

【自分はアダルト・チルドレンだと気づいた】

突然ですが、“アダルト・チルドレン”という言葉を知っていますか?
本来は親がアルコール依存症の家庭で育って成人した人を示す言葉だそうです。現在では親や社会による虐待や家族の不仲、感情抑圧などの見られる機能不全家族で育ち、生きづらさを抱えた人という意味も持ちます(Wikipedia参照)

私がこの言葉に出会ったのは去年のことでした。
実は私、母親との喧嘩が絶えなくてですね(笑)それはもう中学生くらいの頃からつい最近までずーっとありました。もちろんこの先もあるかも知れない。
この言葉に出会うまで、私はその意味を「大人になりきれなかった子どもみたいな大人」のことだと思ってたんですけど。
どうやら実際には「幼少期にちゃんと“子ども”が出来なかった人」のことを指すみたいなんですね。ざっくりいうと。

私がそれまで抱えていた生きづらさがコチラ↓
(あくまで「私個人において」です)
・とにかく他人の目が気になる
・イライラしやすい、怒りが収まらない
・傷つきやすい、引きずる
・自分のことを『決める』のが苦手
・何かをするときの基準が大体「正しいかどうか」

他にも、恋愛関係が上手くいかなかったり仕事や人間関係に苦手意識がありました。
ただこれは何度も言いますが私個人の話でして、人それぞれの生きづらさがあるのだと思います。
でも、もしそれが【アダルト・チルドレン】による要素があれば、それは生きづらさ改善に繋がる糸口になるかも知れません。

で、この言葉を知ってから関連する本を読み漁ったらまぁ当てはまる当てはまる。
びっくりしました。
自分が感じている生きづらさの原因はここにあったのかと。

で、同時に『もう自分に振り回されたくない』と思ったんですね。

我が家は両親が共働きで、幼い頃は他人の家に預けられたり学童に行くことが多かったんです。あまり家で家族団らんの時間ってのは多くはなかったんだと思います。
一人っ子で、周りには両親の仕事関係の大人が沢山居たので知らない大人に囲まれて過ごすことがほとんどでした。
恐らく「寂しい」という感情と、でもそれは仕方のない事だから我慢しなくちゃっていう相反する気持ちを持っていたんですね。
よく「しっかりしているね」と言われてきましたが、多分しっかりせざるをおえなかったんです。

小学校のころは構って欲しさに台所から包丁を取り出して胸に当てながら、母親の仕事場の窓を見つめていたこともあります。
コメディみたいですけど、死ぬ気なんかはさらさらなくって、気づいて欲しかったんですね多分。ちゃんと見つけて、驚いて、叱って欲しかったんでしょうね。
まぁ当時の本人的には『気づくか気づかれないか、スリル満点のゲーム!』くらいにしか思ってなかったんですけど(笑)

ある時は深夜番組のドキュメンタリーで多重人格の女の子がリストカットをしているのを見て自分も真似をしました。幸か不幸かチキンだったので残るような傷はありませんが、これも同じく「痛みに耐えてる自分凄い!」くらいのもんだったんです。

で、高校生になるとリストカットは辞めるんですけどビジュアル系バンドにハマるんですね(笑)
見事なまでの非行街道まっしぐらなんですけど(笑)
黒い服を着て髪を金髪に染め、眉毛はほとんど無く、果てはピアスを6つ空けてその内の一つは6ゲージまで拡張していました。

ちょうど中学くらいから親の「勉強しろ」「将来を見据えろ」という言葉と共に監視が始まっていて。
こっちからしたら「今まで散々放ったらかしにしてきたのに何今更私の人生コントロールしようとしちゃってんですかハァ~ン?!(鼻ホジホジ)」くらいの感じだったんですけど、やっぱり恐ろしかったので。あと自力で生きていけるほどの力もなかったので従うしかなく。
せめてもの反抗だったのか分かんないんですけど見た目は不良少女まっしぐらでした(笑)

で、母は褒めることが激烈に下手くそでして。あと私の競争心を焚き付けたいがためなのかは分かりませんが割と他人と比べるタイプの親だったんです。
まぁいわゆる「〇〇ちゃんはできるのに」「〇〇ちゃんは凄いわねぇ」タイプです。
それで悔しがれる娘だったら良かったんですけど、私の場合は拗ねちゃうタイプだったので相性は最悪。
「じゃー〇〇ちゃんと(自分の子どもを)取り替えればいーじゃない。どーせ!ケッケッペッペッ」て感じでした。
だもんで私の中でスクスクと『母に認められない自分』『価値のない自分』が育っていったわけです。

んで、そんな自分に免罪符が欲しかったんでしょう。
高校生の頃の私は毎日のように「自分なんか大嫌いだ」と自己嫌悪の深堀を繰り返してたんですね。
これがまぁなかなか凄くて。
「自分のことが嫌い」→「自分のことが嫌いって思うことで許されようとしている自分が嫌い」→「自分のことが嫌いって思うことで許されようとしている自分が嫌いって思うことで許されようとしている自分が嫌い」
って、もうなんか訳わかんないですよね(笑)
とにかく他の辛いことを考える余裕を自分に与えたくなくって、ミルフィーユのように自己嫌悪を重ねていったんです。
もう自己嫌悪マスターです。筋金入りです。

高校では演劇部に所属してたんですが、当時の仲間に言わせると「なんで沙紀はあんなに他人に対してバリアー張ってんのかなぁって思ってた」と言わせるくらい、人に対して逆毛立てて怯えてる小型犬状態だったんですね。

でも、大学に進学すると徐々に気づき始めるんです。
「おや…?このままでは人間関係が非常に築き辛いぞ…?」と。
同時に義務教育以上に自分の人生における選択が迫って来るしで、自分で自分のことが決められなさすぎて危機感覚えたんですね。
これもホントコメディかよって感じですけど、それまで生き抜くためにしてきた思考回路が今度はこれから生きてくのに邪魔になってくるという。

今でも覚えているのが、大学の同期に「沙紀はあんまり自分のことが好きじゃないんだね」って言われたことです。ハッとさせられた。
そこで初めて、他人は「自分のことが好きだから自分が幸せになるために行動しているんだ」と知ったんです。

で、そこからは本当に色んなことを試しました。
占いにも行ったし、学生ローンを組んで自己啓発セミナーにも通った。霊感の強い友達に話を聞いてもらったりスピリチュアルな先生のところにエネルギー治療に通ったりもした。
とにかく他人になんとかして欲しかったんです。楽になりたかった。人生もうちょっと生きやすくしてくれよ先生、って感じ。

でも、その間にも母との衝突は耐えなかったし、恋愛においても好きになった相手に「私の全部を愛して!母親みたいにずっと傍にいて!私の悪いところも全部全部受け止めて認めて!」ってゲロ重な要求をしてはあっさり捨てられたりしてました。そりゃ重いわな。私でも逃げる。

もー無理っしょ。
もー私の人生変わらんっしょ。
変わりたい、でも変われない。
人生上がりて~~~!
もう私の人生辞めて~~~~~!!

そう思って生きてました。

でもある日、いつもの様に母と衝突したんです。というより、母の言葉に対して私が猛烈に癇癪を起こしたんです。私は33歳になったばかりでした。
実はその前にちょっと環境を変えたことで母との距離を置けていたと思っていました。変われたんじゃないか、なんて思っていた矢先でした。

全っ然変われてないじゃん。

そう思いました。
ショックだった。えーうそん、私まだ母親に振り回されてんの?って。
もういい加減辞めたい。もういい加減振り回されたくない。
『母親に振り回されてる自分』を辞めたい。
そう思ったんです。泣きじゃくりながら。

で、翌日、もうやけくそになって、鏡の前でこう言ったんです。
「自分偉い!自分偉いって思えない自分もオッケ!!」って。
それまで色んな本を読んだり人から聞いていた『自分を認める』ってやつを試したんです。
やけくそでね。

そしたら、涙が出てきて、同時に「変わりたくない!」って思ったんです。

は?

っ感じでしたよ。
いやいやいや待てよ、って。

変わりたかったんじゃないの?

って。

いや変わりたくなかったんかーーーい!!!

って。

人生最大の自分ツッコミ。
生きづらいまんまで居たかったなんて。
変わりたい、変わりたいって言いながら腹の中で「私はそれでも変わりましぇん!ホッホホーイ(b`>▽<´)-bイエーイ☆゛」って思ってたなんて…

そりゃ変われんわな(ドーン)

そしたらなんかアホらしくなって。
今まで散々他人に救って欲しいって思ってたけど、いや自分しか自分は救えなかったんだって。
よく「他人と過去は変えられないけど自分と未来は変えられる」って言うけどあれホントその通りだなって。
いつか母親に愛してもらえる、認めてもらえる、って期待してたけど、その前に自分が自分を認めてなかったわって。
筋金入りの自己嫌悪ちゃんは今になって高校生のときと真逆のことをやっています。

それからは、色々と試しています。
思考は癖でありループするんであっという間に「変われないわ~無理だわ~どうせ〜〜~」ってすぐ言うんですけど、根気よくやらねばなぁと思っています。
だって33年かかって今の性格作り上げてるんだから、多分その半分くらいは矯正に掛かるって。

でもね、思うんです。
私めちゃくちゃ生きることに執着してたんだなぁって。期待もりもりしてたんだなぁって。往生際がめちゃくちゃ悪かったからここに辿り着いたんだなぁって。
本当に自分を嫌いで投げ出せていたのなら、それはそれで普通に生きてたんだと思うんですよね。
でもどっかで自分を諦めたくなかった。どっかで「いやちょっとワンチャン変われるんちゃうん?」って思ってた。
すんごいしぶとかったんですねぇ、私。



さて、長々と書きましたけども。
すごくシンプルにいうと
・自分で自分のことを良いところも悪いところもマルっと認めてあげる
のがスタート地点なのかなぁと思います。

で、今私が試しているのが毎日ちっちゃなことでも自分を褒めてあげること。
例えば
・朝起きれて偉い!
・仕事行って偉い!
・お風呂入って偉い!
そんなことです。要は自分の中にコウペンちゃんを飼う感覚です。
もうなんだったら
・息して偉い!
・歯磨いて偉い!
・寝て偉い!
でいいんです。多分。

あとは自分の毒吐きで必要だと思うのは紙にひたすら書くこと。
誰かに見せる訳じゃないのでモヤモヤすることがあったりムカつくことがあったらひたすら紙に書くんです。
暴言吐き放題ですよ、奥さん(フフッ
紙に思い切り殴り書きで感情を吐き出すんです。うおらー!バカヤロー!死ねー!!ぶっ殺す!!!って。
いいんです。書くだけはタダですから。

私本当に自分の怒りがコントロール出来なくって、街中歩いてても他人にイライラしちゃうし、一度キレるとドライヤー破壊するまで行っちゃうんです。
でもそれも恐らくこれまで生きてきた中で抑えすぎていた感情なんで、まずは膿出しが必要だった。
自分の感情を整理するためにも紙に書くのはオススメです。

あとは、自己呪文(笑)マントラとかアファメーションってやつです。怪しいですねぇ(笑)
なんでもいいんです。お風呂入ってる時とかに
「自分は可愛い、自分は可愛い」って呟くとか「私はお姫様、私はお姫様」とか。あとは私が試してるのは「私には価値がある、私は愛されている、私はもう認められている」の三言。
ただこれは今実行中なのでまだ効果は実感出来ていません~。
変化があったらまたご報告します。
これはいわゆる潜在意識の書き換えって言われるやつです(怪しいですね、私もそう思います)
ようはスポーツ選手が試合で勝ってるところをイメージする的な?
ちょっと違うかも知れませんが自分に言い聞かせることである日突然「アラ、私可愛いかも」「我お姫様ぞ」って本気で思える的な効果を期待してます。
なんとも説得力ないやつが最後にきちゃいました。

まぁこれらはあくまで私が今試しているもので、この記事を読んでくれたあなたの生きづらさにピタリと当てはまる方法かっていうと分かりません、保証も出来ません。
花粉症対策にどのヨーグルトが効果が出るかは個人差があって試してみないと分からない上に何シーズンも重ねないと結果が出ないのと一緒で、人それぞれ試してみてしばらく様子をみなきゃならないっていう非常に面倒くさいんですね、自分育て。
ハァ~面倒くせっ!!!!
だったら最初から人生イージーモード選んどくんだったわフンスフンス。


ただ、これだけは言えるのは、
行動すれば何かが変わります。何かが分かります

自分に合った方法なのか、合わない方法なのか。
今まで散々「変わりたい」って言いながら「変わりたくない」って思ってた私が言うのもなんですが。
きっと遅いなんてことはないですよ。


生きづらさ、直したいですよね。
一緒に頑張りましょ。


沙紀



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