指談で広島へ

広島県熊野町にある、生活介護のともあるさんにご縁をいただき伺いました。

広島駅から車で約30分、広々として新築なのに落ち着いた空間で利用者さんとお話をさせてもらいました。

K君は全介助が必要ながら海外や富士山へもでかけてしまう、チャレンジャー。

僕ができることなら他の人にもできることになるから 。みんなのハードルを下げる、そういう役割を果たすんだって教えてくれました。
そしてお母さんには「お母さんの今」を生きることを望んでいるとも。

指でおしゃべりをするとK君は弱者に見えていてもとても強く今!を生きていることが伝わりました。

初対面なのに、テレビのおかあさんといっしょの録画を見るのが好きですと紹介されたらとても恥ずかしそうに照れちゃうT君。

バギーに座ると不機嫌になる人には座面の工夫を提案しました。

問題行動のある男性。
ご自身でも問題行動の後はがっかりしているようなのです。
その行動の二つ前の時点でモヤモヤを手放せたら、みんなに迷惑もかけないし、自身も嫌な氣持ちを味あわずに済みます。

それで「両方の肩先を耳に近づけるように、ふわりふわりと上下させて」「心をし~ん」とお臍のずっと下に落ち着ける方法を伝えました。

するとそれまで警戒していて険しい表情だったのがニコッと笑顔が出て別人のようになりました。
でも、こちらの方が本来のお顔なのだろうと思います。

翌日、穏やかににこにこして過ごせたと報告を頂きました。ありのまま、そのままでいても 日々の暮らしが 穏やかで豊かな時間になりますように。

指談をきっかけに何かしらの化学変化が起きていく、そんなご縁に感謝します。

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