23/8/19

 愛されているというのが紙ペラで証明されているのなら、安心して相手からの愛を享受したい。それでも、心中に夢を見てしまうが、これは個人的好みなので創作までで成りを潜めておいてほしい。死にたい気持ちを他人に乗っけるのはきっとよろしくないことです。

ついったーをはる、朝からなかなかいいことをかましている。

恋人関係って結局は口約束で軽すぎるしそれでお互いが積極的に縛られにいくのすごい人間の神秘
インターネット遠距離なんか浮気も噂もデジタル媒体を通してじゃなきゃ伝わらないんだから外側から二人を縛るものは存在しないのに、なんか頑張って恋人関係を成り立たせようとしてて面白い
恋愛垢惚気垢はこの観点からだと粒揃いで恋だの愛だのに自分から縛られて人間が作り替えられる様がわかる
彼氏から言質をとって鬱になったり元気になったり周辺の人まで巻き込んだりする脆弱倫理観を見せてほしい

いいねぇ。性格が悪そう。でも引っ張られたりもするから気を付けなきゃならない。えんためのくせによぉ。


朝5時34分の始発に慌てて乗り込む君をフェンスの外から見つめることしかできなかった。足早に去っていく君を心の底から祝福できない僕を許してはくれまいか。出発を裏切りと名付ける僕を。そのまま行方知れずになった君の口許が電車に乗り込む瞬間微かに動いた記憶を僕は捏造した。それが惜別の言葉でも、未来を憂いる言葉でもなかったことが、僕のなかで君が確固たる君である証明として機能した。

 メンヘラ文学を書こうとすると毎回記憶のなかの君を追い求める構図になってしまう。なんかエモそうだし。僕くんが求めてるのは今の存在じゃなくて、想像上に生きる君なんですね。想像上の君は完璧だからね。欺瞞に満ちた君という存在を造り出す。完全に君をつかったオナニーです。

以下は人に便乗してつくったもの。構造が本当に似ている。

眩しい陽光、カンカン帽、白いワンピース。君の象徴はいくらでも街に溢れているのに、コンビニの前で君と食べたアイスは既にその形を留めてはいなかった。焦燥感。最高気温を更新する度、僕は日射病になりたがった。君と歩んだ地獄がただの夏の幻覚ではなかったことを、君があの夏に存在したことを、僕はどうにかして確かめようとしている。君が僕の中から完全に溶けきるまで、何度の夏を過ごせるだろうか。


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