30秒日記 9月8日 帰り道は考察したくなる

コンビニ帰り、地面に落ちているピンク色の小さな棒に目を引かれた。

雪見だいふくのフォークだ。

そういえばさっきのコンビニに雪見だいふくが売っていた。以前は冬季限定販売だったが、いつのまにか通年販売になったらしい。

誰かが雪見だいふくを買い食いしていたのだろう。食べ終わってポイ捨てしたのか。街を汚すべからず。
しかし、ポイ捨てにしては不可解だ。

雪見だいふくは食べ終わると、蓋、容器、フォークの3種類のゴミに分かれる。
このうちフォークだけを捨てることなどあるだろうか。
付近を見回したが蓋と容器は見つからなかった。

蓋と容器を持ち帰る必要がある状況とは何か。それは、雪見だいふくが残っている場合である。

ご存知の通り、雪見だいふくは2個入りで販売されている。
このうち1つだけを食べて残りを持ち帰るのだとしたら、蓋と容器は必要不可欠。

しかし、そうなるとフォークも持ち帰る必要がある。雪見だいふくはあのピンク色の小さなフォークで食べるから満足感があるのだ。
持ち帰る際にフォークのみを捨てることはありえない。

以上の考えから、ある悲しい真実が導かれる。

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コンビニで買った雪見だいふくを食べながら歩く、なんとも幸せな時間だ。
しかし悲劇は突然やってくる。手元が狂ったのだろう、フォークは無情にも地面に叩きつけられる。

粉まみれの雪見だいふくを手づかみで食べるわけにはいかない。溶ける前に帰宅しなければ。タイムリミットが迫る。幸せな時間よ、さらば。
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以上が事件の真相だ。食べてる最中にフォークを落とすという悲劇が起きたのだろう。

あ、ファミチキ買い忘れた。まぁいいや。

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