途方もなく燃えている


仕事で着手している案件が。


(※改めて読み返すといつも以上に愚痴だし下品だし暗いし攻撃的だ。読んで気分を害される方も少なからずいるだろう。
この先の本文をお読みになるときは、気分を明るくして、筆者の気持ちから離れて見てね!
しかし、まるで不法投棄のペットボトルと共にドブ川の底に埋もれているかのような暗澹たる気分の時にこそ筆が進むのは何故なのだろうか。)




一切の気力が湧かない。
腹は減っているはずなのだが、飯を作るだけの精神力が残っていない。
仕方なくつまみにと買い置きしていたポテトチップスを晩飯代わりに開けた。時刻は既に22時を過ぎている。

冷蔵庫を開ける。プライベートブランドのストロング系チューハイのストックは既に飲み干してしまったのだった。クソッタレ!だが今から一番近くのコンビニに足を引き摺って行く元気など欠片も残っていない。
尤も、明日も仕事なのでこんな時間からやけ酒をしている訳にもいかなかったが。

ああ、労働。

思えば高校生の時のアルバイトからずっとそうだった。私が人並みに働くことができなかったのは。
要領も物覚えも最悪で、愛想までないので目もあてられない。

流石に何かの病気なのではないかと心療内科で発達検査を受けた。ADHDを疑っていたのだが、下された結果は手帳が出るほど重くはないASD。所謂グレーゾーンというやつだ。薬物治療は見込めず、ただ、場数とインプットでどうにか誤魔化すしかない。いっそしっかりと病名がついた方が気が楽で良かった。そうか、私はほぼ健常者でただの無能か。
諸事情から他の心療内科でセカンドオピニオンを受けたが、そこでは逆に毎週大量の薬を処方された。どれも服用すると日中眠くなるばかりで一切効かなかったが。何も私を救えない。

時折、自分が世界で一番浅ましい生き物に思えて全部が嫌になることがある。
私の価値って何なんだろう。私の仕事で一体どこに利益がもたらされているというのか。むしろ私のせいで周りの仕事が増えてしまっているぞ。つまり私は仕事を産み出すプロフェッショナルか。ふざけるな。
こんな人間にすら給与が発生しているあたり、昨今円安だ増税だと騒がれている現代日本の経済状況は存外まだ大丈夫なのではないだろうか。生きててすみません。
私のような無価値な人間が正社員として勤めてしまっているせいで、どこかの正しく有能な真人間が職にあぶれてしまってはいないか。私は、どこかのちゃんとした人間の住むはずだった場所を奪い、真っ当な人に宛がわれるはずだった食べ物や着るものを奪って生きてしまっているのではないか。そんな人生はクソだ。私の人生はクソッタレだ。当然だ。クソ人間の人生は須くクソであるに決まってる。クソがよ。
こんなことを取りとめもなく考えては喉を掻き破りたくなるほどの自責の念と至らぬ自分への激しい怒りに苛まれる日がある。それが今日だ。ああ、もう何もしたくない。さりとて、何かを成そうとして己の無力さ故何もできなかったから今の粗大ゴミのような私がいるのだが。もう気力も体力も尽き果てた。風呂は明日の朝入る。

ああ、積極的に死にたくはないが、積極的に生きていたくもないなぁ。



6月某日、某所。吹き溜まりにて。


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