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経済の有り様について考える

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日本経済のあり方が末期症状を見せる中で、何とか「その先」に行く方策について考えたいと思っています。
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#脱成長

従来型の産出構造からの脱却

製造業は既に主要産業ではない ○日本経済の国内総生産に占める第2次産業の割合は既に5分の…

人的投資としての社会保障観への転換

投資としての社会福祉 ○社会福祉、社会保障の強化をさらに積極的に正当化する論拠として、「…

自足型国家への転換

国際金融情勢の変化○目下の国際的金融情勢から明らかなように、当面国際的な資本移動は停滞す…

営利性と組織法制度の不整合

成長分野と営利法人 最近、非常に気になっているのは、成長分野(?)としての、農業やヘルス…

デヴィット・ハーヴェイ「<資本論>入門」

 マルクス・リバイバル(何回目?)が言われますが、自分も再び「資本論」にチャレンジしてみ…

シュンペータ教からの脱出

 日本だけでなく、新自由主義的経済社会では、シュンペータ教に染まっている人が多く、「起業…

出資バウチャーという方法論

マクロビジネスのための制度的ビークル 現代の会社法や一般法人法などの団体/法人法制制度の下でも、マイクロビジネスのビークルを作り出すことは十分可能。  株式会社であっても、株式を全部譲渡制限付とし、買取請求について定款で制限すると共に、会社の運営についての少数株主の議決権能を強化した上で、業務運営に参加する「社員」に株式を持たせる=出資させることで、従業員一体方の経営体を作ることはできる。  持株会社(特に、合資会社や合同会社)であれば、さらに定款をもってより柔軟な仕組みを

広告競争は「囚人のジレンマ」では?

 広告業について、「囚人のジレンマ」と「ブルシット・ジョブ」を補助線にして、少し考えてみ…