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振り返り


こんばんは

doughmaker店主です


こうしてこのnoteを変わらず読んでくださってるみなさまがいてくれて

お店のことではなくお店をやっている一店主の喜びや葛藤や苦悩、考えを記しているモノを読んで実際に足を運んでみようと思ってくださった人や

逆に食べてみてから興味を持って読んでくださってる人ががいらっしゃるおかげで生業が成り立っていて

感謝してます
ありがとうございます


タイトルの通りですがドーナツ屋をはじめて1年

開業しやすいけれど、廃業するリスクも高いというデータもある中で

1年で挫折もせず自分のドーナツ屋としての生業の基礎づくりができたのかなと思う1年でした

はじめからできるお店はないわけで
その中で接客面も味面も大手などと比べたら小さなトライアンドエラーを繰り返しながらあっという間の1年を過ごして

やりたいことの再認識
どのような箱を作りたいか?の明確化

などあげ出したらキリがないので大項目だけですが

箱を持たない間借りの営業スタイルにおいてはすごくいい経験を積ませてもらったなと思ってます


実際にやったうえで言えることは

タイミングがよかった

世間ではドーナツが流行り物として
売り出されている初めの頃で
生ドーナツなどとはモノは違いますが

ドーナツとして注目度が高いそのタイミングで飛び込めたということにおいては運がよかった

もちろん味的な部分は満足していただかなければ
再度来店、リピートという面にはつながらないですが、

自分の突き詰めたいことはこれだ!!!


という信念に近いものがお客様に伝わったことも
続けられた要素の一つになり得ることなのかなと思ってます

また想いに共感してくれる人が地域に多くいてくれたことがすごく気持ちを楽にしてくれて

伝えたいことを汲み取ってくれる人もいて
一緒に成長を見守ってもらえた

そのことが1番よかったことかなと


自分は機械が嫌いで
泥臭く、人情味が欲しい人間です



手捏ねでいいものを作りたい
数は作れません
時間はかかります
頻繁に出店しないです
接客はたくさんお話しします
地域に入り込みたい


なんていう時代に逆行しまくりな営業形態で
ある意味自分のやりたいようにやっていることに
お客様を巻き込んでいく


お店であってお店でないような

お風呂屋の会社ににいた頃に銭湯で経験した

"いらっしゃいませ"ではなく
"こんにちは"と挨拶からはじまる接客


友達でもなく、家族でもない
でもパーソナルなスペースには入ってる

日常の一コマ


そんな絶妙な関係
それをドーナツを通じてコミュニティというか
交流の場、地域のハブとしての意味を持たせる


イメージとしてもドーナツ屋は幸な部類

食べる前から高揚感にかられていて

食べてからも多幸感に包まれている


変にお店として意味を持たせるのではなく
集まれる場所、セカンドプレイスにドーナツがあるよ、っていうくらいの延長にある場所



doughmakerはカフェではないと思う反面

ドーナツが食べたい
店主やスタッフと他愛もない話をしたい

そんな想いを持った人が集う場所を作ろうと奔走していたのかなと


美味しそうに食べてたらドーナツあげたくなっちゃうし

悲しい顔してたら食べて喜んでもらいたいし


お客様の中にはそういうモノを求めていない人もいると思うし、
そこは無理に押し付けたいとも思わないです

そのときの感覚を基に邪魔しないようにするし
配慮もします

でも開いてくれれば入っていきます
もちろん僕も開けてます


そんなような場所



本来であれば昨年の8月に物件も契約しようとしてて、融資もおりてて

お店作るぞー!!!!

なんて時期があったんですけど、

縁がなくて流れてしまって
そのときは一喜一憂してましたけど

食べに来てくれる人が笑顔になってくれれば
箱を持たなくたっていいじゃないかと

気持ちの面でも成長できて

そんな時に縁もあって東松戸に呼んでもらって

今があるのかなと


やればやるほど楽しい
自分がうまいって思えるものを新しく作れる確率は低いけれどその確率を高めたい


ふとしたときに食べるみなさんと作り上げてきたプレーンドーナツは格別に美味しい

唯一無二だと思う

でも満足はしてはいけない
どこかに疑問を持つべきである


この1年間は考え続けてきた


その積み重ねが2年目、3年目
5年目、10年目と続くのかなと



1年経って
自分のnoteを振り返った時に
クリアしている課題もあれば少ししか進んでいない課題もあって

最初から全速力は難しくて
山を登るように一歩ずつ着実に進むべきものもあるのだと


また1年間

今度は2年目の自分

悩んだものを記し、整理し
次に繋げていく



大手だからこそできるものもあれば
こんな小さなドーナツ屋だからこそできることもある


比較対象が多すぎて
万人に喜んでもらえるものを!!

なんて考えていた時期もありましたが
食べていただけて
気に入ってもらえたその味を守り続けることも大切なこと



直さなければと思いつつも
変わらないことは一つだけ


営業日の前日は緊張で寝れない

ここだけは変わらない

もうちょっと気持ちに余裕を持って挑み続けたい
走り続けたい2年目




今度またInstagramでライブで振り返ろうと思う

長くなりそうだしラジオでもいいかなと

いろんなことやってみます



いつもありがとうございます



doughmaker 店主


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