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動画制作の外注について考える

社会人をやっていますと、なかなか動画制作に使う時間が満足に確保できず
もっと色々やりたいのに!と思ったり、動画制作スピードを優先するために動画の質を不本意ながら落とすケースがあるかと思います

そんなとき、自分で動画制作の全てを行うのではなく、
業者さんやクリエイターさん等にお金をお支払いして動画制作の一部をやっていただき、効率化できるか?動画の質を向上できるか?
というのを今回考えていきます

動画編集一本をまるまる外注

YouTubeのゆっくり動画やずんだもん動画などで運営されているスタイルな印象を持っている手法です
これは動画投稿者ではなく動画投稿で収益を得たい業者さんの発注のイメージを持っています

インターネット検索で2023/11/19現在の相場を見てみますと、発注者側が台本を作成した状態で編集を依頼して、1動画3,000円〜5,000円のようです
時給換算する場合、3〜5時間で動画一本仕上げることで巷のアルバイトの時給とどっこいかなという印象です
私が制作しているのはボイスロイド動画ですが、台本完成後の編集時間は5分動画に10時間くらいかかります(色々細部をこだわる場合)ので
それと照らし合わせると結構厳しく、賃金目的であれば受注者さん側はなかなか渋い仕事だよなあと思いますし
発注者さん側としても発注費用を上回る収益を得るのはなかなか難しいのではないかと思います

収益目的ではなく動画を作りたい、公開したいという思いからこういった外注依頼をした場合、
こうして作られた動画は自分で作った感はあまりないんじゃないかなと思うので、公開して多く再生されても動画投稿者としての満足感が得られるかは、やったことがないので不明ですが、おそらく得られないのではと予想しています

ちなみにボイスロイドなど有料の音声合成トークソフトの場合、音声合成トークソフトウェアの貸し借りや音声データの受け渡しは版権上NGと思います(やる予定はないので深くは調べていませんが)

部分発注

動画制作の一部分の作業を発注することで作業時間を削減することをができるか検討していきます
以下、発注できそうな内容を書き出してみます

サムネ

動画のサムネはかなり重要で、動画の顔とも言えるところなので、本来は時間をかけて推敲を重ねて制作すべきです
また得意不得意もあるので、いいものは思い浮かばない、または苦手だと感じる場合は依頼を検討すると良いかもしれません

動画投稿者のかやさんが以前投稿された動画でサムネのクリエイターさんへの依頼について取り上げておられました

私も何度かサムネ制作を外注したことがあります
以下の動画のサムネは実際にクリエイターさんに依頼したものです

私が依頼したときの流れは、
完成動画をYouTube限定公開でアップしてそのURLをお送りし、イメージがあればお伝えしてそれに見合ったサムネイルを制作していただく
という流れでした
作成していただいたサムネは自分では思いつかないアイデアが盛り込まれていたり、とても勉強になります
個人的にはサムネの依頼は良いと思います

デメリットとしては、外注さんに頼り切ってしまうと自身のサムネ制作スキルが向上しないという点だと思います
依頼して完成品を見てサムネの作り方を勉強するという方法が良いかなと個人的には思います

素材集め

制作する動画で使いたい画像や効果音が上手く見つからず、時間をかけて探し回ったり、もしくはあまり納得のいかないところで妥協したりすることがあります
そんな時、こういった種類の素材を探している、とイメージを伝えていい感じの素材を探していただくサービスがあるといいかもなあと考えたことがあります

ただ、実際はそういったいい感じの素材が見つからないケースってそんなに多くは発生しないので、なかなか難しいかなとも思います

もしくは有料の素材で気に入ったものがあれば迷わず買うというのも、時短やクオリティアップにつながりますので考えていきたいです

原稿の添削

動画の原稿を書いた際、その内容を添削していただき、文章の間違いやわかりづらいところや間違いの指摘などをしていただくものです
依頼して添削していただいた結果、「問題ないです」となっても、実際に動画を公開した際に見る人によっては問題だ!と感じるケースも出る気がしますので、何を持って依頼した仕事の成果を評価するかというのはなかなか難しそうです

本記事の趣旨からはそれますが、最近ではchatGPTで原稿の校閲なんかもできると聞いたことがありますので、今後の技術発展も含め利用できるか検討していきたいです

ソング系動画のmusicxml作成


最近、個人的に有力かなと思っているものです
たとえばボーカロイドなどの音声合成ソングソフトを用いてaikoさんの「カブトムシ」を歌った動画を作ろうとする場合、歌唱用の音符を打ち込んだ楽譜データが必要になります
※あまりソングソフトに詳しくないですが、例えば東北きりたんさんの無料ソングソフトNEUTRINOの場合は楽譜データmusicxmlを取り込むことが必要で、有料のCeVIOAIの場合も編集ソフトにベタ打ちもできますがmusicxmlを取り込むこともできるとなっています

その楽譜データの作成を依頼するというものです

依頼した完成品を受け取って、そこから気になる細かいところを修正して編集して動画化するところは自分でするとしても、かなりの時短になるのではと考えています
実際に行う際、楽譜データの受け渡しが著作権的に問題ないか確認する必要があります

外注というか動画の共同制作をしてくれる「協力者」が理想的かも

音声合成トークソフト動画投稿者の多くは基本は1人で活動していると思います
別の動画投稿界隈ですと、実写系のYouTuberさんだと数人で1つのグループを作って活動していたり、生声のゲーム実況などでもグループ系ゲーム実況者さんはいますね

音声合成トークソフト動画ではその性質上、そういったグループは難しい気がしますが、1つの動画の作成を数人で作業するという投稿者さんを数名知っており、最近興味を持っています

1人がメインで台本作成や編集を行い、もう1人もしくは数人がサブで色々補助するという形が一番納まりがいい気がします
こういう素材を探している、この原稿変じゃないか見て欲しい、みたいなのを気軽に頼める仲間がいるといいかもしれないですね

終わりに

動画制作の外注化について考えてみました
お金をどこまでかけられるかというところもありますが
コストパフォーマンスがよく効率化できるのであれば積極的に取り入れていきたいです

おしまい


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