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中国巡演増加演出〜炒飯編〜の日記

この日のライブが発表された2022年9月6日から楽しみにしていた中国巡演増加演出~炒飯編~に行ってきた。

今回行ったライブ

・3/26(日) 中国巡演増加演出~炒飯編~@大阪城音楽堂(大阪)

ライブの話

出演順は、ドミコ→Tempalay→MONO NO AWAREだった。
同じ日に複数バンドのライブを観る時はいつも気持ちの整理に悩む。次のバンドの演奏が始まると、どうしてもその前に聴いたバンドの記憶が薄れてしまうし、上書き保存されてしまうのだ。この日で言えばドミコの演奏が終わった後に24時間の余韻タイムを設けてくれという感じだった(それはただのワンマンライブ)。

とはいえ、今回のライブは共演の良さを前回以上に感じられた。がんばって言語化を試みる。

ドミコのライブ

前日までの天気予報では開演頃には雨が止むはずだったが、当日を迎えると夜まで雨予報に。とても残念に思っていたのだけれど、ドミコのライブが憂鬱を吹き飛ばしてくれたし、雨で良かったと思わせてくれるほどだった。

ステージ上にある鳥居のような装飾の黒幕からメンバーが入ってくるのだけれど、舞台袖から入ってくるとばかり思っていたので演出に感謝した。登場から最高すぎる。装飾や演出の方に大感謝だ。

1曲目の『問題発生です』が、天気のことなんて忘れさせるほどかっこよかった。
ひかるさんと長谷川さんの言語を介さない演奏によるコミュニケーションとでも言えば良いのか……ドミコのライブにはそんなに行ったことがないし、いつも殆どMCがないので二人のお人柄はそこまで分からないけれど、ステージ上の目線と演奏だけの会話がかっこよすぎて痺れちゃう。

そうだ、2曲目は『びりびりしびれる』だった。雨でびしょ濡れの観客はみずタイプで、『びりびりしびれる』はでんきタイプなので「こうかは ばつぐんだ!」という演奏だった。
名は体を表すというけれど、『びりびりしびれる』は名前の通り痺れるほどかっこいい。
ソフトバンクホークスにいた千賀滉大投手の投げるフォークボールは、落差が凄まじいことから「お化けフォーク」と呼ばれている。その影響で緩急や落差が激しいものを見たり聞いたり読んだりすると「お化けフォークだ!」って思ってしまう。
『びりびりしびれる』は個人的にお化けフォークソングで(フォークソングって別の意味になってしまうな)、激しい演奏からの、終盤「朝なのか 夜なのか そのまま体はとけてしまったのか」という部分の緩急が気持ち良すぎて、歌詞の通り体がとけてゆくような気持ちになった。

3曲目はライブの後に配信開始された新曲『なんて日々だっけ?』。4曲目・5曲目が『ばける』『化けよ』だったと思う。
今まで聴いた中で、この日の『ばける』が一番良かった。演奏が始まり、観客席が静まり返る。大阪城音楽堂は傘禁止なのでレインコートを着て行ったのだけれど、静かな場内でフードに落ちる雨音がとても心地良かった。雨で良かったとさえ思った。雨音が聞こえた(意識できた)のは『ばける』だけだったな。

最後の曲が『ペーパーロールスター』。
TempalayとMONO NO AWAREのライブが30分だとしたら、ドミコのライブは10分くらいに感じる。前回の春巻編の時もドミコだけ終わるのが異様に早く感じられて、思わず「えっ」って言ってしまった。それだけ見入ってしまうのかもしれない。

歌詞について良いと思うのって、歌詞全体の文脈を踏まえた上でこの部分が好きという場合と、歌詞全体の文脈は一旦置いて、この部分が好きという場合がある気がする。
『ペーパーロールスター』の歌詞についてまだまだ考えられていないのもあると思うけれど、全体の文脈は置いておき、とにかく「好き嫌いをしていこう」と「『嫌いじゃだめ』『嫌いはだめ』それがだめ」って歌詞が大好きだ。
日本って集団の和を大切にするところがある。それは大切なことだし他の国にもあるだろうけれど、集団の和を乱す個性は許さないというか、爪弾きにされてしまうような印象がある。「出る杭は打たれる」というか。
何か引っ掛かる思いがあるからなのか、「好き嫌いをしていこう」、「『嫌いじゃだめ』『嫌いはだめ』それがだめ」って、ストレートに言ってくれる歌詞が好きなのかもしれない。

Rolling Stone Japan vol.14(2021年5月号)より

これは綾斗さんのインタビューだけれど、歌詞についてあーだこーだ考える私にとってうれしくて覚えているから載せる。

最後の『ペーパーロールスター』の照明が一番明るかった気がする。雨に照明が反射してキラキラした中で演奏するドミコの二人がかっこよかった。
大人になるにつれて、ストレートに「かっこいい」と表現することに気恥ずかしさが生まれてくる気がするけれど、ドミコのライブは何の迷いや偽りもなく「かっこいい」と言うことができる。体感10分の濃密な時間をありがとうございました。

Tempalayのライブ

Tempalayのライブへ行くのは、2022年11月23日のREDLINE ALL THE REVENGE以来だ。
AAAMYYYちゃんの産休で活動休止の間、綾斗さんは弾き語りをやってくださったので何度かライブを観ることができたけれど、Tempalayとしては久々だったので待ち遠しにしていた。
待ち遠しにしてはいたけれど、AAAMYYYちゃんもっと休まなくて良いのかな!?と、思う。解散と言われたら悲しすぎて無理なので、するとしても私が死んだ後にしてくれと思ってしまうが(「妻より先に死にたい」という夫のような発言)、今回のような活動休止なら1年でも2年でも待てるのに。
現実的にライブをやってお金を稼がないといけないのもあるのかな。会社で産休・育休を取得される方はもっと長く休まれるので、部外者ながら勝手に心配してしまう。
とはいえ!久々にAAAMYYYちゃんの姿を見ることができて嬉しかった。声が良い。演奏がいい。かわいい。好き。

ドミコが中央から登場したのを見て、Tempalayが登場するなら絶対にポーズを取ってくれるはずだという謎の確信を持って待っていたら本当にポーズを取ってくれていて感激した。YouTuber・東海オンエアさんの宣材写真のポーズが好きなので(てつやくんがしゃがんでいる写真)、綾斗さんしゃがんでたし良かった。特撮ヒーローっぽくて良い。何かポーズの元ネタあるのかな。

綾斗さんは洸大さんとのコラボグッズ(悪酔 Anorak set-up)を上下でお召しだった。インスタライブで着てくれなかったやつ……!とてもお似合い。
綾斗さんの言う「売れたい」って、絶対に「お金を稼ぎたい(貯めたい)」って意味ではない気がする。だって、あまりにも商売根性がなさすぎる。『犬と猫』のCD、弾き語りの音源、後夜祭の絵、全て安すぎる!
綾斗さんに限らずメンバーが着ているのと同じものを買いたいってファンは多いと思うのだけれど……。
逆に「商売上手ですなあ」みたいなアーティストもいるが(揶揄するな)、そうなったらなったでもやもやしそう。面倒くさいファン。

2023年3月6日のインスタライブ

この個人的に平成の香りのするタグが良くて欲しかったのだけれど、値段が!高くて!!迷って一旦買うの保留にしていたら、会場で上下別々に売ってくれていた。

特典のお皿とか

通販では売り切れのヘアバンドやステッカーも売っていた。もたもたしていたら通販でステッカーだけ買いそびれてしまったので買えて良かった。通販で買ったものはそろそろ送ってくれるらしい。楽しみ。

ライブの話を書く。
1曲目は『のめりこめ、震えろ。』だった。記憶があるようでない。久々にTempalayの音を聴いたら圧倒されてしまい、「わーっ!」と思っているうちに終わってしまったような……。

この日のサポートベースは祥太さんではなく、ODD Foot Worksの榎元駿さんだった。23日に駿さんが「突然ですが3/26中国巡演増加演出〜炒飯編〜Tempalayでベース弾きます」とツイートされていたので、割と近くなってから駿さんに変わったのかな?
ODDのライブは配信ライブしか見たことがなかったので、生のベースを聴くことができたのは嬉しかったけれど、祥太さんが出られなかった理由が分からなくて少々不安である!

2曲目は『とん』。
祥太さんを知るまでベースの良さについてそこまで分かっていなかったというか、意識していなかった気がする。祥太さんのベースは音が生きているみたいで、蛇みたいにうねうねしている(適切な表現が浮かばない)。
駿さんのベースは祥太さんよりゴリゴリしててお腹に響くような感じがした。芸能人格付けチェックみたいに聞き比べないと分からないが、今まで祥太さんのベースで聴いてきた曲との違いを『とん』が一番感じたような気がする。

続いて『へどりゅーむ』、『どうしよう』、『春山淡冶にして笑うが如く』(多分)。『どうしよう』の前か後にMCを挟んだ気がする。
『へどりゅーむ』は、ゴーストツアー以外でも高い頻度で演奏してくれる。『どうしよう』はベースから始まるので駿さんに注目してみたが、あまり祥太さんとの違いが分からなかった。やはり格付けチェック方式で聴き比べしたい。

『春山淡冶にして笑うが如く』は、綾斗さんによる「もうすぐ春なので春の曲を持ってきました」のような曲紹介で演奏が始まった。
昨年11月のREDLINE ALL THE REVENGEで聴いた時から演奏が変わったような気がするというか、こんな演奏だったっけ!?という感じがした。音源の方が聞き慣れているし、野外で聴くこと自体が新鮮なので、単なる印象の違いかもしれない。
この日は轟音と表現したくなるような、音の渦に飲み込まれるような演奏で、曲についてもっと考えたいって気持ちにさせてくれた。

「山笑う」という言葉は、春の季語で、春の山の草木が一斉に若芽を吹いて、明るい感じになる様子を表すそうだ。言葉からは色鮮やかで賑やかな山々を想像するけれど、歌詞やメロディーはなんだか切ない。

2021年のゴーストツアーで、おばあちゃんに育てられた綾斗さんが、自分がおばあちゃんになったつもりでつくった曲だと仰っていた記憶がある。
この記事によると「『春山淡冶にして笑うが如く』は、綾斗が祖母の気持ちになり切り、(綾斗が)故郷を離れて行く時の気持ちを想像して書いた曲」ということだけれど、歌詞を読むといつか逆の立場になることも分かっていらっしゃるように思える。
分かっているっていうのは、この日記に書いたという意味で……(この日記でもうまく説明できていない、というか私自身でもよく分かっていない)。
どちらの立場を取っても、切ない気持ちが拭えない。でも、それを「山笑う」って表現するところに、たまらない良さを感じる。やっぱり大好きな曲だ。

次は『大東京万博』。
だんだんと暗くなってゆく時間帯で、『大東京万博』の頃はすでに辺りが薄暗かった気がする。確か去年のラブシャもそういう時間帯で、幻想的な雰囲気の中で曲を聴くことができた。
ラブシャは前方で観ることができたので、ステージの全体的な雰囲気を味わうことができなかった。この日は少し後方の座席だったので、照明とスモークによる演出を楽しむことができたし、視界とステージを遮る雨のカーテンが美しかった。

ただ雨のせいでステージも濡れていて、綾斗さんが滑って転んでしまった。『のめりこめ、震えろ。』の間奏で激しめにギターを弾かれるので滑らないかひやひやしていたが、その時は大丈夫だったから『大東京万博』の間奏も平気かと思っていたら……。
しばらく立ち上がらなかったので不安だったが、その後演奏に戻ったので安心した。でも、歌い終わった後「痛い~」と仰っていたし、Twitterにも気絶したって書いていたし、かなり痛かったのではなかろうか……。

ライブと関係ないが、前日に私もマンホールに滑って転んだので他人事じゃなさすぎた出来事だった。雨の日は気を付ける。気を付けてください!

LINE

三番手として出て来た周啓さんが「綾斗と裏で会ったけど元気そうだった」と伝えてくれてほっとした。その後「綾斗が転んだので、僕は長靴を履いてきました」って仰っていた。
周啓さんは気が付くスキルが絶対に高いなと思う。好き。

次が『GHOST WORLD』で、最後が『そなちね』だった。
『GHOST WORLD』の歌詞を読んではじめて「光彩奪目」という四字熟語を知った。辞書によると「目を見張るばかりの美しい輝きやいろどり。『光彩』は美しく輝く光。また、鮮やかないろどりの意。」と、書いてある。素敵な言葉を知ると「ポケモンゲットだぜ!」という気分になるのは私だけだろうか。

自分史を作るとしたらTempalayの音楽に出会ったことは絶対に入れなくてはならなくて、そこから『シンゴ』のMVみたいに世界に色が広がっていったというか……ただし、私は感じたり考えたりするのが非常に遅いので0.1倍速くらいだ。
Tempalayの音楽だけでなく、その頃読んでいた本や、作家さんのサイン会で言われた言葉とか、様々な要素が重なってはいるとは思う。でも、重要な位置を占めているのは間違いなくて、世界の手触りを知ったというか……言葉にできなさすぎる!

世界はふわふわしているよって言われても、実際に触ってみないと分からなくて、今までは触ろうともしなかったし、触れられるとも思っていなかったのだけれど「こんなにふわふわなのに何で触らないの?」て言われて触れてみたら「ふわふわだ!」って思えた感じ。いや、どういうこと?
私の気持ちに近い文章を見付けたら書き留めておこう。

編集者・二階堂奥歯さんの日記をたまに読む。

美しさを読みとることによってはじめてこの物語は美しいものとして立ち現れる。
そのような「読み」は常に可能なわけではない。だから、だけど。
読み手であることを忘れてはいけない。覚えておきなさい。

すぐ忘れる二階堂奥歯へ。

二階堂奥歯『八本脚の蝶』2002年9月26日(木)その2

25歳の若さで自らこの世を去った奥歯さんは、私が一生かかっても読めない程の本を読んでいて、それら一冊一冊に対して深い洞察力がある。愛嬌もあってかわいらしい。『八本脚の蝶』でしか奥歯さんを知らないのだけれど。彼女を知った時は、現実世界にこんな人がいるんだって驚いた。

奥歯さんの言葉は難しくて、正直よく理解できない文章も多いが、『八本脚の蝶』から一部引用した上記の文章はたまに思い出す。
世界や物語の読み手であることに気付かせてくれたのが、様々な本であってTempalayの音楽という感じがする。
この後の文章も書きながら色々と考えたのだけれど、全然まとまらないから一旦ここまでにする。このままでは一生日記を書き終わらないのよ。

そうだ、『そなちね』が終わった後、綾斗さんがギターをステージに投げ付けてというか、叩き付けていた。今まで見た中で一番強かった気がする。ギターのヘッド部分が割れたそうなので、とっても力が入っていたのだなと思った。

弾き語りツアーでヴィンテージのアコースティックギターを買えるようにとか仰っていた気がするが、Tempalay用のギターを買わなきゃ(修理しなきゃ?)では!?割れたままでも問題ないのかな。

MONO NO AWAREのライブ

さて、最後はMONO NO AWAREのライブ。日記を書きながら、やっぱり豪華だと感じる。
2022年10月11日(火)に小原綾斗とフランチャイズオーナーのライブを観に行った際、成順さんのギターに心を動かされた。
1曲目の『異邦人』の成順さんのギターを聴いたら、去年のライブがぶわーっと思い出されたし、「MONO NO AWAREでもこんな良い演奏だったのか!」という感じだった。MONO NO AWAREが本業(?)だし、気付くのが遅すぎる。
MONO NO AWAREは周啓さんの言葉や表現がとても魅力的でついつい(?)注目してしまうから、今まであまり演奏に着目していなかったのかもしれない……。

2曲目の『かむかもしかもにどもかも!』は、綾子さんのベースがかっこいいし。別に今まで周啓さんの歌詞だけに注目していたわけではないけれど、次からはもっと演奏にも目を向けようって思った。この曲は、歌い終わった後に「しゃー!」って叫ぶ周啓さんも良い。

3曲目は『幽霊船』。ドミコも『ばける』『化けよ』で、Tempalayは『GHOST WORLD』で、三組ともおばけっぽいな~と、おばけ好きの私はうれしいのであった(?)。

その後は『ゾッコン』、『東京』と続いたはず。
MONO NO AWAREのライブはいつも『東京』で終わっていたような気がする。この日は終わらなさそうな雰囲気!しばらくすると『水が湧いた』の演奏が始まった。
2021年の天下一舞踏会へ行った際、『水が湧いた』でNo Busesのメンバーも出てきて一緒に演奏してくれたので、この日も期待して待っていたらドミコとTempalayのメンバーも出てきてくれた。
最初の方、AAAMYYYちゃんだけ楽器がなくて手拍子しているのが愛おしすぎてずっと見てしまった。しばらくしたら周啓さんが小さい太鼓(?)をAAAMYYYちゃんに渡しに行ってほっこりした。やっぱり周啓さんは気が付くスキルが高いと思う。
夏樹さんとOCHANさんは一緒にドラムを叩いていたり、綾斗さんが成順さんのギターを、ひかるさんが周啓さんのギターを演奏しているかと思ったら、途中で綾斗さんとひかるさんがギターを交換したり、みんな楽しそうですごく良かった……。
長谷川さんもドラム、豊さんもずっと同じ位置でドラムを叩いていて、終盤に綾子さんがAAAMYYYちゃんにベースを渡して豊さんのところへ行って一緒にドラムを叩いていたような!
途中で周啓さんは観客席側に降りてステージを眺めていた!
みんなの楽しそうな姿が大学生のバンドの集まりというよりは、幼稚園児のお遊戯会というか……それぞれに、でもみんなでも楽しそうな姿が良すぎて最高の締め括りだった。
確か春巻編は三組がステージ上に集まることはなかったのだけれど、炒飯編はみんなが一緒にいるところを見ることができたのでほくほくした。次回も最後に全員で出てきてほしいな。

ライブ後の話

終演後、綾斗さんの九州弾き語りツアーで会った子と再会した。

小皿

出口で特典の小皿を受け取ったら、その子がぷちぷちをくれた。春巻編に行った私はむき出しのまま特典を渡されるって知っていたのに何も準備していなかった!ありがたすぎる。
帰りの電車で小皿の入ったスーツケースを思いっ切り倒してしまったのだけれど、割れてなかったのはぷちぷちのおかげである。次に会えたら感謝を伝えねば……。

夜行バスで帰るというのでバス停まで一緒に行くことにしたのだけれど、ただでさえ方向音痴の私にとって梅田駅は攻略不可能すぎた。
Googleマップを見てもよく分からなかったので、近くの店員さんに助けを求めたら、しばし悩んだ後に「真っ直ぐ行った先にあるエスカレーターを昇ると広場に出る。更に真っ直ぐ行くと、寝そべってる大きな緑色のくまが見えてくる。そこから先は説明するのが難しいので、また誰かに聞くのが良いかもしれない」と教えてくれた。
『千と千尋の神隠し』でハクが千尋に「騒ぎが収まったら、裏のくぐり戸から出られる。外の階段を一番下まで下りるんだ。そこにボイラー室の入口がある。火を焚くところだ。」って、釜爺のいる場所までの道順を伝えるシーンがあるけれど、その時の千尋の気持ちだった。
あと、寝そべってる大きな緑のくまって何?と思った。

大きな緑のくま

いた!今度はトトロに会ったメイの気持ち。店員さん、ありがとうございました。とっても優しかった。

うどん

ご飯をご一緒させていただき、夜行バスのお見送りをして別れた(親?)。

私の方が年上だから「しっかりしなくては」って気持ちが生じてしまうのだけれど、その子は無礼というのではなくいい意味で遠慮がないというか……私にはないものを持っているのですごいなと思う。
「年上だから、こうあるべき」や、「部下だから、こうあるべき」のような「べき論」は、自分も苦しくなるし、相手にもそれを求めてしまいがちなのでやめたいなって思っている。お話していて、そういう表面的なレッテルに捕らわれていないところが素敵だなと思った。直接聞いていないから分からないけれども、勝手に感じて勝手に見習おうと思っている!

お供のアヒルちゃん

毎度のことながらまとめられた気はしないし、もっとたくさん感じたのに!って思わなくもないけれど、自分の中でこの日の出来事をゆっくりゆっくり咀嚼してゆきたいと思う。