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74 - 空間認識、広がりと起伏

それにしても、スペインの伝道師たちは、南米の原住民たちがこの花の黄色い実を食べているのを見て、これこそ彼らがキリスト教への改宗を待望している証拠と解釈し、ふるい立って布教活動に専念したというから、まことに勝手なものといわねばならぬ。(『フローラ逍遥』)

74(*73はこちら

Chantrapas(シャントラパ/以下”C”): メディチ家のあとは、フラットアースで一章。

Johnny Cash(ジョニー・キャッシュ/以下”JC”): はい。

C: フラットアースは「空間認識」だ、と。

JC: あぁ。

C: フラットアースって何に見えてるかというと……カルトに見えてると思うんだよね。はははは。

JC: そうだと思うよ。うん。

C: 一応そういう客観性は持っているけどね。「変なこと言ってる人達」って。そこに反論するとしたら、「空間認識の入り口でしかない」というね。

JC: うぅん。

C: 自分が「考える」ために、地に足が着いてて、自分のいるトコを中心に世界を見てみると……「結構考えやすいよ」とね。

JC: うんうん。

C: そこからわたしの場合は始まったから。足元が回ってて自分も回ってるって変だったなって。最初それくらいの感じ。考え方としてしっくり来た。

JC: うん。

C: 地に足がついてんなって思うとちょっと楽なんだよって、それだけでも理解してもらえるといいなぁと。

JC: そうね。まあ……地球は平らです、そうですねってなる人が少ないのは当たり前だけど。NASAが作り出してる宇宙の概念に対する懐疑心をただ持つだけでも何か違って見えて来るだろうね。どうしてもシンプルな所になっちゃうけど、うん。それも難しいだろうね……。

C: ファクトファクト言ってる、球体を「信じたい」人達はね。

JC: もちろんそうだよね。球体を信じてる人は「地球は丸い」。平かもって言ってる人は、ひとまずフラットアース、で「その外はどうなってんの」と、あくまで仮で見てる。入口でしかない。

C: そうそう。見える範囲は平ら。空間認識の入り口に立つと、宇宙はどっか遠くじゃなくて、ここの「外」。これ大事だね。

JC: マスク外すだけで変わるよ。マスクずっとしてる人としてない人とでね、空間に対する広がりという起伏が違う。「起伏」が適切な言葉かはわからないけど、マスクしてると起伏が少なくなると思う。変な話フラットになって来る。はははは。フラットかどうかわかんないけど、してると収縮があんまりない。

C: 狭いってこと?

JC: 空間認識って、呼吸と、精神的なものとかスピリチュアルなものもあるかもしれないけど。マスクして「酸欠です」ってなると……ただ単に酸欠なんだよ。どっちが今の人達に重要かと言ったら、空間認識に差異がありますよというより、「酸欠になってますよ」っていう。その方が現実的なんだけど、その現実認識にすら至ってない。精神世界なんてほど遠いよ、ってことだよね。

C: じゃあ今立てた仮説だけど。

JC: うん。

C: 20%の酸欠だとして、

JC: うん。

C: 80%の酸素でごくごく普通に日常が送れるようにバイオハックされてる? もうトランスヒューマンなってる?

JC: あぁ。うん……酸欠で脳が100%、120%のパフォーマンス出さなくても一応生活が出来るっていう社会基盤がある国だけが、ワクチン接種率が高いよね。

C: あぁ……それは面白い。その通りだな。

JC: これが現実だからね。ボケてる場合じゃない人達はどれも避けてる。これはハッキリした現実だから。この現実を認識しないとずっと話がズレますよ。

C: うん。

JC: 「他の国マスクやめてます」とか言っても、そのサンプルになっている所はもう同じような国ばっかりでしょう? そういうのが優れてるとお互いが思い合っている国々。

C: そういう老人国家たちが。

JC: そうそう。G7達が。爺たちが。はははは。その中での話だから。

C: 内輪ネタなのか。

JC: 内輪ネタでしょう。そこで情報が回る分にはなんにも困らない。

C: 世界政府あるじゃん、もう。

JC: はははは! そう、そこが。

C: ポストヒューマンになってるし世界政府もある。

JC: そこが「世界のトップ」とならなくなって来てる事が、今回の凄く可笑しな所というか。

C: そうね。

JC: 世界をコントロールして来た側からすれば今回はそれが上手く行ってない。G7のレベルでは上手く行ってるけど……。

C: いやぁ、面白い。

JC: ワクチン大量に作って、海外に安く売ったり、配って……接種率が上がると「思って」たからね。それが決定的な今回のミステイクというか。だから前からプランされてた食糧危機とかをテンポ上げて行ってるわけでしょう、今。

C: わぁ、鮮やかな見立て。

JC: そういう事なんだろうな。これもオフレコだね。ははははは!

C: いやぁ、使おうかな。共感してくれる人だっているでしょう。鮮やかな見立てだなって……わたしはそう思うよ。

つづく


2022年8月25日 doubles studioにて録音

ダブルス・ストゥディオ
Johnny Cash (thinker/artist) & Chantrapas (designer/curator)
#doubles_studio_talk でトーク部分を一覧で表示出来ます。

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