Loving “dis-Like”
夢に向かって走る坂道を
汗まみれのシャツをなびかせて
花の香りは風の彼方
追い越してくのは桜吹雪
照りつける太陽待ちわびて
潤いすぎた街紫陽花に
誘われるまま涙落ちて
弾けることなく雨に溶けてゆく
踏みにじってきたものは数え切れず
鞭打たれ叫ぶ水たまり
目指すゴールは遠く霞んで
雨に震えてるメリーゴーランド
陽炎の舗道を踏みしめて
雲途切れた空に息をのむ
焼け落ちる空
火花散らし
空に咲きほこる
歓声を集め
風が殴る頬を染めてゆく
広げた手のひらを染めてゆく
切ない微熱に揺れるのは
闇夜の彩雲
ひび割れた鏡
響く鼓動抱いてリズム刻むメロディー
急ぎすぎていた僕がいる
永遠の別れのデジャブ繰り返す悲劇(トラジェディー)
もう走ることもできない
吹きすさぶ木枯らし舞い散るJewel
振り返っても君はいない
涙波打つ睫毛はもう開かない
力なくゆっくりと歩き出す
白い絨毯を踏みしめて
押し寄せる後悔の波に
膝をつかぬよう
君を思い出さぬよう
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