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【麻雀】初級者~中級者でも簡単に勝ち組になれる麻雀講座① ~麻雀における「癖」を見抜く~

1. 麻雀における上達法いろいろ

麻雀の強さとは何だろう?牌効率の正確さ?それとも、押し引きの正確さ?
私自身、麻雀の強さというものはいろいろな要素があると思う。確かに、牌効率や押し引きの正確性は麻雀の強さに直結すると思う。

でも…牌効率って難しい…。押し引きもあっているか間違っているかよくわからない部分も多い…と思っている人も多いのではないだろうか。
あるいは、牌効率に関する本を読んだけれども、なかなか実際にフリー麻雀に行ったり、友人とセットをしても勝てないなぁ…という人も多いと思う。

しかしそんな人でも簡単に麻雀が少しだけ強くなれる方法がある。
それは…相手の癖を見抜くこと、である。
例えば、相手の癖によって、相手がまだ聴牌ではないと分かれば、その間に危険牌を処理することもできるし、もしくは相手が聴牌だと気づくことができたら、中盤の微妙な押し引きのところで、降りて無難に放銃を避けることができる。

実際に私はこの方法を使ってフリー雀荘で麻雀をしているが、これから話す「癖の法則」が当てはまる瞬間は意外にもかなり多い。体感ではあるが1半荘で3局~5局くらいはこの「癖の法則」が当てはまる瞬間が存在する。

そして結果も残っている。実際に某大型チェーンの〇―チャオでは、平均着順が店舗内で1位、全国で20位前後である。正直に言って、私はほかの人よりも牌効率や押し引きの部分で特に優れているわけでもないというように感じているので、やはりこの成績は「癖を見抜く」という部分で大きくアドバンテージを得ているからこその数字ではないかと自負している。
さて、ではここからは、どんなひとにこの記事の内容を読んでもらいたいか、そして実際の「癖」の内容に入っていきたいと思う。



2. これを読むと特に効果があると思う人、平均着順上昇が見込める人

今回は、初~中級者向けに、
誰にでも簡単に見抜けること、
そして今日する麻雀からすぐに使えそうな法則であること、

この2点を重視した。
そしてもちろんだが、実際に牌を使う麻雀でなければならない。ネット麻雀は対戦相手が目の前にいないので、今回の法則の対象外だ。
さらに言えば、この「癖の法則」がつかえる相手にも注意が必要だ。

このやりかたを特に使えるだろう相手は、

.3~1.0までのレートの半荘戦の雀荘(つまり、ピントンを除く)の客
(中にはこういった癖について詳しく、逆手に利用してくる人もいるため注意は必要。相手の実力を見極めることが大事。)

セットでしか麻雀をしない人←セットでしか麻雀をしない人は、こういう癖が特に顕著に出やすいので1番のターゲットと言える。



3. 癖の法則①「間」の癖

最初に紹介したいのがこの「間」の癖である。この「間」というのは、牌を切るとき、牌をつもるときにおこる間のことであり、麻雀に慣れていない人ほど、この「間」の違いが顕著に出やすい。

例えば、今Mリーグで活躍(?)している”アマゾネス”こと和久津晶プロは、この「間」だけで相手のノーテン、聴牌がほとんどわかるという。それならMリーグでもっと勝っている気もするが、相手のノーテン、聴牌がわかるということは、それだけで大きなアドバンテージとなるのはわかるだろう。

ここからは特に使いやすい「間の癖」を紹介していきたい。


ⅰ.中盤以降、間をおいて字牌を切ったらノーテン

これは、麻雀をしている人なら多くの人が知っている癖である。
知らない人はむしろ損してると思った方がいい。
まず前提条件として、
中盤以降に、ある牌を切って聴牌にとれる場合、聴牌を取った方がほとんどの場合で得であることは、皆知るところだと思う。
よって、中盤以降に不要な牌を持ってきたときに聴牌だとすれば、人は中々悩まない。反射的に切ってしまうのだ。
例えば以下の牌姿
牌姿例①

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(234pはチー)
この形に何か字牌を持ってきたとしよう。
あなたは悩むだろうか。むろん状況にもよるが、基本的に悩まないのではないだろうか。

聴牌している人は悩まないから、字牌で悩んだらノーテンのことが多い。とても単純化してしまえば、これだけ覚えてもらっても十分使えると思う。

ここからは実際の牌姿を出して解説していきたい。
普通に紹介しただけではつまらないし、実際に使ったときに相手が聴牌していて、話と違うじゃないか!となるのも嫌なので、例外を考えうる限り出した。
この理論を覚える時は、上に書いたように、まず小考後に字牌が出てきたら基本的にノーテンだな、と覚えてから
相手の牌姿が例外の形に当てはまる可能性はあるかどうか、を順に考えるといいと思う。

ではまず、中盤で間を置いて字牌を切る人の、ノーテンのパターンを考えてみよう。

a.手牌がばらばらすぎてどれを切るか迷った
牌姿例②

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あまりにもバラバラで、ここからどの字牌を残して安全に進行させようか…と考えた場合は、字牌を切るときも慎重になる。もちろんこのパターンはノーテンだ。

b.余剰牌を持つか迷った1~4シャンテン
牌姿例③

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実戦上よく使えるのはこのパターン。大体聴牌だと思っていたところから突然の小考とともに字牌が出てくる。ノーテンだと考えていい。
(例外があるのでその点だけ注意。後述)
牌姿例④

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安牌を確保したいか膨らますか迷う例。当然ノーテン。

c.対リーチ
牌姿例⑤

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(リーチを受けて、2pは安牌、北は一枚切れ)

リーチを受けたら、かなり多くの形で字牌を持ってきても、どちらから切ればいいか悩む。
逆に言えば、あまり麻雀のレベルがそこまで高くない人が、リーチに対して字牌であろうがノータイムで切った時は要注意。十分形の一向聴か、聴牌であることが多い。


ⅱ.中盤以降、間をおいて字牌を切ったらノーテンの「例外」

もちろん例外もある。この例外とともに覚えることで、様々なパターンに対応できる。

例外①リーチが入っていて、自分の手は聴牌しているものの字牌を切るかどうか迷う手の時

牌姿例⑥

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この牌姿の時に、親からリーチが入ったとき、あなたならどう考えるだろうか。
第一感として、1000点愚形手では押したくないなあ…、安牌があったら降りようかなあ…と思うのが自然であると思う。そんな中持ってくる一枚切れの發…こういう人はまず河を無意識で見まわす。この牌が今、何枚切れの字牌なのか知りたいからである。

そして○枚切れの字牌だと把握してから打牌をするので、絶対的にその間にタイムラグが生じる。この場合は当てはまらないと言っていいだろう。

例外②七対子聴牌の場合

牌姿例⑦

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このような牌姿の時に何か別の字牌を持ってきたとしよう。この時はどちらの字牌で待つほうがいいのか考えるはずである。河が七対子っぽい人に対しては、間があっての字牌切りも聴牌の可能性があると考えたほうがいいだろう。ただし、基本的に字牌単騎の七対子はリーチをしてしまったが基本的に得なので、このパターンはレアケースともいえる。
ex.リーチが入っていて、点数状況その他においてリーチするのが微妙な場合など

例外③ホンイツでの待ち選択

牌姿例⑧

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この場合は牌どちらの待ちがいいか、打点が欲しいかなど選択する必要があるため、選択する「間」が生まれる。

例外④字牌単騎に受けるか、ノベタン、亜リャンメンなどその他の待ちに受けるか微妙なとき

牌姿例⑨

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(發は1枚切れ、ノベタン25mは4枚切れ)
このパターンも、聴牌していても考えてしまうパターンになる。字牌の方がいいだろうか、4枚切れとは言えノベタンの方がまだ上がれそうか、という思案である。



続き

いろいろたくさんの内容を紹介しようと思ったが、一つの内容で熱く語っている間に長くなってしまったので、続きは次回に持ち越したいと思う。
次回書こうとしている内容は、「間の癖」の続き(ノータイムツモ切りについて等)や、打牌の強さの癖、リー牌の癖などを紹介していきたいと思っている。

ここまで読んでいただき、ありがとうございます。手探り状態ですが、頑張って更新していきます。感想等お待ちしています。

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