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旅行記(16)Salzburg自由時間その2

日本→ハンガリー→チェコ→オーストリア→日本のパッケージツアーの旅行記です。地道に更新し書いています。<()の中は更新の日付です。

この記事での滞在場所は、オーストリア・ザルツブルクです。城塞に降りるまで(キリがよいところまで)で1つにしてしまったため、約4700字と長いです。

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<(8/9)

祝祭大劇場/ 祝祭劇場/ Das Große Festspielhaus in Salzburg/ 筆者のいう「山のホール」のガイドツアーは、7,8月以外は14時のみ。受付が15分前から始まることを知らなかった、もしくは聞いたのに忘れて、14時のガイドツアー開始に間に合えばいいと思っていた。間に合わなかった。

駆けて行って、先ほどと異なり開いている門の中に入り、人気のない空間から左折してミュージアムショップのような空間に入った。そこで他の人々の会計をしているスタッフから空のかごを見せられ、断られた。他の見学者は首から名札のようなものを下げていた点からも、人数オーバーだったのではと思った。スタッフから色々と説明があったかもしれない。明日来るようにと言われ、(筆者たちに明日は無いのだ、と思った)、門から出るように促され、その後、内側から門を閉められた記憶がある。

状況を見せられ、英語かドイツ語でなにか言われている際、同じツアーの他のグループの人が、「かわいそう」と言っているのが聞こえた。可哀そうという言葉は好きではないなと思った。ツアーに行って楽しい思いをしたらいいと思う。筆者の気持ちをさらに暗澹とさせないでほしかった。もしそこまで慮るなら、2人いることだし、片方のチケットを譲ってくれ、もしくは筆者とラインを交換してツアーを中継し、筆者が見たいところを映してくれと思った。

どのように岩の中にホールの構造が作られ、維持できているのか、目にしてみたかった。
友人がツアーに行くことを妨げてしまった。申し訳ない。

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閉められた門

入れないのは仕方ない。14~15時の1時間はガイドツアーに行くつもりだったので、やや迷った。

<(8/10)

ホーエンザルツブルク城塞 Festung Hohensalzburgへ向かうことにする。

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ケーブルカーの入口は大聖堂の奥の細い道を上った先にあるが、道を間違えてザンクト・ペーター教会 Stift St. Peter Salzburg まで入りこんでしまった。カタコンベは2ユーロ(ザルツブルクカードで無料)、墓地と教会は無料だったらしい。時間があったら行ってもよかったかもしれない。フランツィスカナーガッセと教会の曲がり角の上に2018年9月撮影?のgoogleストリートビューだと補修工事の足場がある。行った時は無かった。山の近くまで行くという方向性としては合っていたが、山沿いの道は無く、結局道を戻って、ケーブルカー乗り場へ向かった。

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どこで撮ったか忘れたが、列車の発車時に音階を奏でるモーター「ドレミファインバーター」で有名なシーメンスのシールが貼ってあった。さすがドイツ!そして乗り物!(筆者は乗り物好き)

ケーブルカー Festungsbahnで城に行く。

改札の機械にチケットをかざしても通れず、チケットが壊れたかと思って焦ったところ、時間まで待つ必要があるようだった。ここでも、目の前の人までは通れたのに自分たちは通れず、またかと思ってやや心が暗くなった。建物の中で待っている間に(外の雨はやや強かった)日本の家族に泣き節を送ってしまった。スマホを見ていたらすぐに次の便の搭乗開始時刻になったらしい。(約10分間隔らしい)筆者らが一番最初にいたのに、当然のようにカードをかざし一番に乗って行くドイツ語の子どもにややいらだってしまった。スマホを見ずもう少し周囲に気を配るべきだった。今度は、機械にカードをかざすと通ることができた。2つ改札がある。上にあるディスプレイが55くらいからカウントダウンしている。どうやら人々の定員が分かるようになっているらしい。定員があるならなおさら、順番を守るべきなのではないだろうか、と、定員の中ごろに入りつつ思った。最前列で見てみたかった。人ごみで、乗り物の中ではカメラを使いづらかった。

<(8/12)

なお、現在の搬器は2011年に更新されたもので、定員55人(合っていた)、1時間に1,850人を輸送できるらしい。(https://www.salzburg-ag.at/bus-bahn/freizeit-tourismus/festungsbahn.html)すごそう。

フォルムをあまり見なかったが改めて見たら可愛かったのでWikiから持ってきたものを貼っておく。赤と白の車体の色は、モーツァルトの生家の前にかかっているオーストリアの国旗をイメージしているのだろうか。

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H.G.Graser - https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=26065296

ケーブルカー到着後いつも通り隊列の最後になりつつのんびり撮影と観察をしながら出口を通る。左右に行くことが出来るが、左っぽかったので左に行った。広い上り坂の、石垣の崖の下を覗いてみると、めちゃめちゃ眺めがよかった。

このために、ここに来たのだ、とさえ思えるほど筆者好みの景色だった。(期待していなかったのに曇天ではあるが。(※筆者は、期待していると天気が曇天・雨天・荒天になる生き物))

テラスでめちゃくちゃ良かったので、友人に、筆者を入れた写真を撮ってもらった。もう帰れる。

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塔と、塔の階段。これを上るのが順路。

塔の階段を上り、壁の中へ入る瞬間の踊り場からの景色がもっと良かった。危険を冒して写真を撮った。

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↓加工後

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<(8/12 とても暑い日々。雨が降った。)

以前旅行記の中で筆者の両親がスキーをすることには触れたと思う。筆者は家族旅行で毎冬、白馬八方尾根スキー場というところにスキーに連れて行ってもらっている。長野オリンピックの会場にもなったスキー場の最上部のコースを滑ることもある。途中のコースも好きだが、特にその部分の、地面の雪(白いもの)と空の間を動き、斜面の下がだんだん見えてくる時間をとても気に入っている。

そのような感じで、ザルツブルクの城塞から白を基調とした旧市街を見渡すことができたのはとても嬉しかった。

きちんとしたレーンや仕切りはあまりない。道標を見て、なんとなくスタート地点っぽいところに向かう。合っていた。建物の中に入ると、ザルツブルクカードで通る改札機があった。その前に、またまたあったので、オーディオガイドの貸出を受ける。すぐ前が日本人男性に聞こえる・見える2人組だったので、ほぼ前の人のオーディオガイドの日本語設定の説明を受けて変更した気がする。

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城塞の歴史の、さわれる展示。

初っ端から食らいついてしまった。だんだん複雑化していく様が分かりやすく、面白いと感じた。面白すぎて、友人の急かすような視線を無視した、すまぬ。もちろん友人はさらっと見終わっていた。

<(8/13)

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これらが模型+キャプションだった。

これらの俯瞰的・歴史的な展示があった後、めちゃくちゃ短い待ち列で待つ。城壁の中の通路(プラハの黄金の小道の2階と似ている)が進行方向に対して半分にロープで仕切られている。次の展示室へ向かおうとすると、その通路の先(というか数歩分先)で進行方向が横切るようにロープが掛けられていて、停止されられた。しばし待つとおじさんが来て、ロープを外して、先へ進むよう促された。

監獄の展示室だった。

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筆者と友人はブラチスラバの市庁舎の博物館で見た監獄展示室は飛ばし、プラハの黄金の小道のそれっぽいものも飛ばしたのだが、ここは逃れられなかった。ぎぇぇぇと思いながら過ごす筆者&友人。9グループくらいの観光客が、8畳半かもう少し大きい部屋に入れられ、おじさんから「○○番のオーディオガイドを再生して」というガイドがあった。1分半ほどのを聞き終える(各観光客により個人差あり)と、階段が解放され、次に向かえた。

<(8/14)

階段を進んでいくと展望台に出た。レック塔という名前らしい。

参考: https://tabijozu.com/salzburg-hohensalzburg#toc10

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へんな棒(避雷針か?)が立っているものが旧市街のほう。

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メンヒスブルクの丘から城?城塞?をみたときの写真だが、ストリートビューこれの右側の四角いところが、展望台の塔らしかった。

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裏の庭?的な空間

雨の中、写真を撮った。他の人が全然いなくなってしまったので、慌てて追いかけて、出口から降りた。

通路をてくてく歩く。

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Salzburger Stier ザルツブルクの牡牛と呼ばれる楽器?らしい。

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外に出た。

<(8/15)

ミュージアムショップのようなところに寄った。やや展示もあった。入口に来場者カウンターがあり、正確に数えるため、ひとりずつ縦に並んで入るようにということだった。日本の博物館の学芸員さんにも言われたことがある。理由は忘れたが入口でも出口でも戸惑った記憶がある。赤いところにシューティングすると得点が入るなど。鎧の展示もあった。友人はかなり遠くから眺め、即座に去ることを提案してきた。個人的には鎧や武器の歴史は、監獄よりは興味が湧いた。

マルチツールナイフとでもいうのか、缶切りや爪切りなどが一つになっているタイプのものがあり、それなりに興味が湧いたが、やや目立つ赤色であることがネックで、購入しなかった。

緩やかな階段と、普通の階段の上に、博物館的な入口があったので上り、カードをかざして入った。
展示物の撮影が禁止か許可か不明だったので撮らなかった。わりと現代風で、面白かった。動画投影や、模型に投影されるものもあったように思う。

他に見に来ている、ドイツ語っぽい言語を話す家族なども居た。

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眺め、良好。

ぐるぐる移動していたのでよく分からなかったが四角い塔と建物のエリアを回ったようだ。

博物館のミュージアムショップでは塩や、ザルツブルクグッズなどを売っていた。柄は良いが凸凹が激しく、筆者の本だなに納めたら大変なことになりそうな、本の形の箱などが売られていた。塩もあったように思う。

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庭。

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次がどこか分からずふらふらした。

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茶色いものが道標。

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庭。

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庭その4?。

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ラテン語っぽい・・・?

テラスに出た。山がめちゃめちゃめちゃめちゃ綺麗に見えた。最高。

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左側から。

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正面。

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右側。


この城塞からの景色を本当に気に入ったので、ここに登ってきたときにも撮ってもらったにも関わらず(一応そのときは旧市街を背景に、今度は山を背景にして)友人に写真をまた撮ってもらった。

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帰りたくない~と思いながらケーブルカーの入口近くで撮った写真。

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旧市街。

ケーブルカーに乗って、降りる。

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これは山頂駅から山麓駅を撮った写真。ケーブルカー、わりと短い。

降りた後は、滝?や、琥珀や鉱石の売場を右手に通過していき、左手に曲がると出口となる。なるほど買わせる作戦か。とはいえ、他の人もほぼ通過していた。筆者は……目に焼き付けるためにゆっくり歩いた。友人よ、いつもすまぬ。

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ケーブルカー、下の駅の出口。Festungsbahnはおそらく、要塞の乗り物みたいな意味だと思われる。

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