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土用の丑の日から広がる夢

みなさん、こんにちわ。巡です。

梅雨明け間近、暑くなったり大雨が降ったり、
まさに季節の変わり目。
身体も変化についていけず、疲れが溜まっていますよね。

今日はそんな疲れを吹っ飛ばす(かもしれない)
土用の丑の日の豆知識とそこから見えてくるワクワクを共有いたします。


「土用の丑の日ってうなぎ食べる日だよね?」
「土用の丑の日って土曜日じゃないんかい」
「丑ってうなぎのことでしょう?」
と様々な憶測が行き交う“土用の丑の日”。


しかし、そもそも1年間に何回も土用の丑の日があるってご存知でした?

【2020年の土用の丑の日】
1月23日、4月16日、4月28日、7月21日、8月2日、10月25日、11月6日

土用とは、立夏・立秋・立冬・立春直前の約18日間の「期間」を示す言葉。
丑の日とは、子・丑・寅の丑です。昔暦を十二支で数えており、土用の期間に訪れる丑の日のことを指します。

つまりは、季節の変わり目=土用の丑の日ということです。

しかし、なぜこんなにも“うなぎを食べる日”のイメージが強いのでしょうか?
その裏には、仕掛け人がいたからです。

その仕掛け人とは、

江戸時代の天才発明家”平賀源内”。
よく教科書に出てきたエレキテルを発明した人です。

なぜそんな発明家が?と思うかもしれませんが、
実はこの人、天才コピーライターでもあったんです。

コピーライターとは、広告において伝えるべき商品・サービスの良さを定め、伝わるような言葉に落とし込む職業。いわゆる広告クリエイターと言われる人です。最近では言葉に限らず、アイデアを言葉で考えることを専門とする人とも言われています。

土用の丑の日は、日本初のコピーライティングとも言われています。

ことの経緯を説明すると…

鰻屋の店主から「夏に鰻の売上が下がる」と相談された源内。
そこで源内は下記のような言葉が書かれたポスターを店頭に貼りました。

「本日丑の日」
土用の丑の日うなぎの日食すれば夏負けすることなし

源内は、
「鰻を、季節の変わり目の疲労に打ち勝つ商品」として訴求したのです。
従来、夏には熱くて食べる気も失せてしまうものだった、鰻の蒲焼。
そんな鰻に別の新しい切り口を見つけ、民衆へ伝えました。

結果、その鰻屋は大繁盛。他の鰻屋も真似するようになり、広がったとのこと。

土用の丑の日という従来の慣習と鰻の栄養価の高さを紐付けて、
新しい切り口を見つけたこと、そしてそれを夏の人々の気持ちを上げるイベントに仕立てたことで、

現代にまで受け継がれる素敵な慣習になったのです。

街中やSNS上をみると、
「今日は鰻食べて、元気出そうね!?」という親子
「鰻食べました。少しは頑張れそうです」というキャリアウーマン
「今日私が鰻買ってあげようか!?」というおばあちゃん

こんなにも人の気持ちを前向きに、
そして世の中をあたたかくするムーブメントを、言葉だけで起こしたことはすごいですよね。

でもこれとダブルダッチどう関係するの?と思っている方も多いはず。

私はものすごく関係すると思っています。
というのも、ダブルダッチも同様にあたたかいムーブメントを生み出す切り口が必ずやあると思うからです。

・必ず3人以上集まらないとできない
・縄を跳ばないといけない
・曲や衣装も自分たちで決めないといけない

など一見すると欠点にも思えることが、
一つの言葉やアクションで見方が大きく変わる。

まだまだ答えも見つからないし、
実際にアクションにも落としこめていないですが、
ダブルダッチマンではその切り口探しの旅を日々おこなっています。


ダブルダッチを通して、
少しでも気持ちが明るくなる人が増えたらいいなーと願いながら。


と少し締め方は湿っぽい感じになりましたが、
一人一人がダブルダッチ界の平賀源内になって、
ダブルダッチの良さを誰もが楽しめる形で発信していきましょう!

それでは。

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