加藤和彦さんと(2)

私にとっての加藤和彦さんの Live は
初観が高校3年の夏、
部活が突然休みになったので…プラプラと出かけたら日比谷公園に長蛇の列があったので…並んだ
「五つの赤い風船 追い出しコンサート」(日比谷野音)

沢山のゲストが登場して彼がソロで何を歌ったか覚えていないんです…。
おそらく「スーパーガス」からでしょうか…。マーチンD45で巻余り弦をプラプラさせて…私的にはドノヴァンではなくロビン・キブのようなビブラート声で…と。

岡林信康さんの出番にかまやつひろしさんがドラムで彼がベースに入ったのを覚えています。 
「バングラディシュ・コンサート」の時のボブ・ディランにジョージ・ハリスン、リンゴとリオン・ラッセルが付いたように…。


昭和50年…、
「サディスティック・ミカ・バンド・ショー」(新宿厚生年金)

今野雄二さんや秋川リサさんが…MC
個人担当パートで高中正義さんが…瓶ビール?飲みながら椅子に座ってぐじゃぐじゃな演し物で引っ込んで行った…。

何か舞台も構成も派手派手でレビューショーの雰囲気にしたかったようですが…。

演奏は凄いものの音のバランスが悪く…、場内も意気込み以上には盛り上がらなかったような…記憶です。
ベース&ドラムがグァングァンながらカセットテープに録れたのを持っていたのだが…何処か知らぬ世界を巡っています。
チケットが白黒でカセットテープケースに納まる小さなサイズでしたのでジャケットのように挟んでいました…。
このライブは、余り情報が出てこないで多くの方に忘れられていますね…。


昭和53年かな
「それから先のことは」
(郵便貯金ホール)

「シンガプーラ」で「シンガポール航空」のCM映像が背景に映し出されていたことやスーツ姿でギターを下げない手ぶら姿で歌う加藤さんを初めて観ました…。文字通り手をぶらぶらさせて…。

これは最近…、皆さん御存知で
「サディスティック・ミカエラ・バンド」(ゲネプロ&本番 NHKホール)

ゲネプロには、木村カエラの参加はありません。との断り書きがありましたが演奏主体のバンドですから行きましたよ…。

そして、カエラも登場しました…。
客席は、信じられないくらいパラパラでしたが私は最前中央席でしたので感動ものでした。

MCが乗りを下げるところは相変わらずでしたが、一応リハ通りというのも驚きました…。

高中のソロシーンはゲネプロの方がサービス盛りでした✨

「最後の曲だから乗って!」
とかユキヒロさんが…催促する状況でした…。本番は、満席大興奮大円団!

ある意味、前日に行って良かった🧡


「和幸」(渋谷公会堂)

前方寄り斜めから見る良い席でした。
ギター音と歌声が綺麗に響いていました。
そう、フォークルは一度も観れてないんです。アレンジの種明かししながらのトークが楽しかったです…。

加藤和彦さんは、こんな感じが一番似合っているように思いました。

そして岡林信康さんの
「自由への長い旅」
が重厚に息を吹き返しましたぁ…!

このコンサートは坂﨑さんのサポートを得て加藤和彦氏の本領発揮のひとときでした…。

某テレビ局放映のLive Verもいいですね…。オフィシャル化されないのは何故でしょう…?


「ビタミンQ」(ジブヤAX)

スタンディングかと思ってましたが長椅子が用意されて加藤さん近くで観れました…。素晴らしい Live でしたが
客層年齢のせいか
どうしても鑑賞会のようになりますね…。

8トラ?テープデッキが目を引いて
いわゆるアナログSEでしたか…?

ユキヒロさんが…来場されてました…。

CDを持っていますが会場で買ったのかなぁ~?

ただ、ファンとしてはの楽しいんだけれども彼の一番芸ではないように感じる…、坂﨑さんと小原さんの併用交互路線はちょっと残念…。

桐島かれんをフューチャーした
MICAバンドの復活Live 
の時は、私が音楽に向いていない時だったのでコンサートを知った時にはチケット完売でした…。その時に即完売だったらしいですけど信じられなかったですね…。周囲のみんなが「黒船」さえ今のメディアで言う程に評価しなかったですから…。本人たちもそう言ってますけどね…。

Londonの評価も盛っているように思っていました…、営業ですから…OKですが…、何かね、自画自賛的に映るコピーや発言が残念です…返って寒くしてしまう…。
最近は、ちょこっと何処かに掲載されていたですね「ミカ」がちょっとウケてたかなぁ…みたいに…。

加藤和彦さんのメディアでの発言は、ちょっと怪しいところを感じるので
余り真剣に読まない聞かないようにしています。嘘とか記憶違いとか言うことではなく…、

加藤和彦を演じる日々で
本人の戦いの対象と被る言葉や事象と遭遇したりすると誤魔化しと本音が錯綜する…それかも知れません。

後年、北山修さんが伝えていますが
加藤さんは、パイオニアとして戦いの日々だったと…。
それも想像は出来ますね…。

加藤和彦さんのメロディと歌声と似つかわないもう一人の頑固な彼が居たとのことです。その頑固さは、私達のイメージには似つかわなく映るけれども彼を支えていた強い柱でもあるでしょうから…。

私が…勝手に感じていた事象としては
「児雷也顛末記」や
再結成時の「フォークル」公式HPのコメント欄で昇天カウントダウン間近に
投稿コメントで得た情報か何かで揉めていた事案がありましたね
泉谷しげるさんもYouTubeチャンネルで触れている再結成解散コンサート打ち上げ時の困った怒り事の件もありますが…。

そして、彼はモデルチェンジする時に全てを手放してしまうタイプ…。
それは、美学ではなく空を作らなければ新しくは成立したいということで
規模や価値は違えど私たちの周囲でもあることですね…、 
もちろん、私生活にも多くのことを抱えていたらしいですが…。まっ、人は誰も当たり前のことで…。最後は、自分を…。

今回、「加藤和彦 再評価」の動きを知り、「私的振り返り!」をしてみました。
表芸の音楽作品を時系列に
きちんと把握した上で
宣伝用キャッチコピーや記事情報とかで妙な深堀りをせずに
トータルとして評価されたら嬉しいです。


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