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「みどりの窓口」

「JR東海」の在来線のチケットはネットでは取れないようだ…。
「みどりの窓口」に出向かなくては…、
この辺だと何処にあるのだろう〜? 
地方の山間の町の…そのまた飛び地に位置する静かな集落に住む私は…、
スマホ検索すれば直ぐに済むことをしないで思い巡らしている…。
一応、自分のもっている情報や勘を優先して楽しむところがある…。
地図の時代に地図を見ないで行って困ってから見るという困った性格…。
そもそも、「みどりの窓口」というものを利用したことが殆どなくて、仕事現役だった頃は職場出入りの旅行会社に頼んで済ませていたし、初期高齢者の今はネットでの購入が可能になったこともあってわざわざの経験はないに近い。
昨秋、首都圏にある実家でのこと…やはり、「みどりの窓口」を必要とすることがあって最寄駅よりも幾つか先のターミナル駅に出掛けた事があったが
「みどりの窓口」がない…。
反対側の出入口にも回ったが…ない。
立ち止まって暫く頭を整理してみた…。
駅員に聞く前に気づいて良かった。
実家周辺の鉄道は「JR」ではなかった…。
この事を思い出しながら笑っていたら…気がついた!
バスで30分くらい掛かるが隣の駅はJR有人駅だから…、ひょっとするとぉ…。
ここで、スマホ検索をすると…「みどりの窓口」があった!
朝一のバス…、通称「通学バス」で向かって8時過ぎには駅に到着する…して、直ぐに窓口へ…、用件を申し出ると若い駅員さんが
「今日の発売だと10時からになりますね…。」
ちょっと時間があるけど、勘働きが冴えた事が嬉しくて、全く苦にならない2時間…本を読んだり、駅置きパンフレットやポスター、地元物産品を見たりしながら過ごした。
そして、彼は10時前に窓口席に戻ってきてくれてエントリー内容の再確認をしてくれてから…時計を視確認
「ポンッ!ポンッ!」
とタイプして…、
再度、時計を視て「ポンッ!」
「よし!」
と発してから「取れました!」
「やったぁ!!」
と私、
彼は「何かイベントがあるのですかぁ…?」
私の返事が出る前に…、
「あっ…!」

程無くして、日に何本もない列車が丁度来るのでこちらは自販機で買った切符にスタンプを押してもらう…。
これも彼である。
スタンプなのだが此処でだと鋏を入れてもらえてる気分になる。
切符を手に取った彼は行き先を見て
「あっ、隣からお見えでしたか?」
私が笑顔で頷くと
「住んでいらっしゃるのですか…?」
と聞かれたので
「うーん、プチ移住って感じかな…、」
と応えると、合点がいったというような表情をされた。
関西のチケットを求めて言葉が違う客が帰りだけは列車で帰っていく…、旅行途中か?と思ったのかも知れません…。
こういったやり取りに窓口購入の魅力を大いに感じ入ったお出かけともなりました…。
お兄さん…、
「助かりました…、本当にありがとう!」
と伝えた後、数人の降車客の対応をしている彼を視ながら列車に乗った。

結構、乗ってますねぇ~。
カメラやビデオ片手の方が…。
嬉しいですね、
自分の気に入っている地域に
気持ちを向けてくれている人たちを観ると…、








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