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「ラーンチパーック!」と叫んだ日

※この記事はスピッツ ひみつスタジオツアーのネタバレを含みます。

まだ私のアカウント存在してたんだ、と思うほどほど久々にnoteを書いています。
今振り返ったら前回書いたの1年4ヶ月くらい前じゃん…時間の経過スピード恐ろし…

もうほんとに、私のnoteでは8割くらいスピッツの話題な気がするのですが、はい、今回もスピッツです。

スピッツのライブに、行ってきた!

まーじで、聞いてくれます?スピッツやっぱり最高すぎたので。私の本能が、スピッツだけは信じて生きていいって言ってる。

一曲ずつ振り返るとありえない文字数になってしまいそうなので、印象深かったところを記していきたいと思います。


①めぐりめぐって
前回スピッツを生で見たのが2022年の9月…?とかだったのですが、勝手に1年に1回はスピッツを見にいこうと決めている人間からすれば(どういうルール?)﨑山さんのカウントで鳥肌が止まりませんでした。
音源でも﨑山さんのカウントが入っているのでいつでもこのときのこと思い出せるの最高すぎやしませんか。


⑤紫の夜を越えて
この曲は、コロナ禍、あるニュース番組のエンディング曲として使われたのですが、私の記憶が正しければ、音源が発表されるより前にこのニュース番組で流れました。初聴きはテレビの前だったと思います。私にとってコロナ禍は、生きている意味ってなんだろう…と答えが出ないような問題を悶々と考えていたかなりキツい時期だったので、そういうときのことを思い出して、そして、色々ありながらも紫の夜を越えて今を生きているんだなと、目に涙をためていました。


⑥大好物
このライブで聴けるのを一番楽しみにしていた曲でした。歌詞もメロディーもスピッツらしさ全開で、新しい曲の中ではぶっちぎりで一番好きです。
「君の大好きなものなら 僕も多分明日には好き」
「君がくれた言葉は 今じゃ魔法の力を持ち 低く飛ぶ心を軽くする」
この歌詞が可愛くて愛おしくて、でも綺麗事じゃない、こういう小さな幸せを、大事に大事にしていきたいなと思うのです。


⑦チェリー
この曲に関しては言うことがないくらい、世の皆さんが「スピッツってこういうバンドだよね」を象徴しているような曲です。
「愛してるの響きだけで 強くなれる気がしたよ」
私がはじめてギターをさわったとき、一番に練習したのがこの曲でした。私の人生、スピッツがそばにいてくれているな…とまだまだ新規ファンの私が泣きそうになっていました。


⑫楓
ライブではお馴染みなので、私も生で聴くのは2度目なのですが、やっぱり何度聴いても良い。なんなんだあの声の伸び。ほんまに56歳なんか?年齢詐称してないか?
高音って声を張らないと出せなかったりすると思うんですが、草野さんの高音はやさしくて、なめらかなんですよね。無理してない感じ。それが歌詞にもリンクして、ひねくれ女の私にも、スッと入ってくるんだろうなと思います。


⑬サンシャイン
本当に、声が出ました。大好きすぎるので、この曲。冬の大阪で、この曲が聴けたのは一生の財産です。
この時、耳に入ってくる音全てが綺麗で、それ以外の情報を断つために目を瞑って聴きたい…という自分と、スピッツのライブは照明も素敵なので、照明も含めて聴きたいぞ…という自分が葛藤していたことを思い出しました。
モニター用のカメラマンさんが、草野さんの体を一周なめ回すような写し方をしていて、すごい…と思いました。もっとやって。
アルバム「空の飛び方」の最後の曲。アルバムの終わり方として綺麗すぎるんです。余韻すごいよ。そこのあなた、「空の飛び方」を聴きなさい。


⑮夜を駆ける
サンシャインからの夜を駆ける?!そんな贅沢あって良いんだ?!と思いました。
星のような照明が印象的でした。
この曲、綺麗なんですけど、少しの危うさを感じるんですよね。イントロの鍵盤がとても綺麗なんですが、なんとなくザワザワする感じ…スピッツファンにはかなり人気の曲です。個人的には深夜の高速道路で聴きたい曲です。
夜に駆けるじゃないよ。夜を駆けるです。



⑯俺のすべて
夜を駆けるからの俺のすべて?!すご?!みんなさっきまでしっとり聴いていたのに一気にボルテージ上がってて最高でした。草野さんがギターを持たない唯一の曲(だと記憶しています…)。草野さんがワイルドに歌う珍しい曲で、ステージを端から端まで歩いて来てくれるので、 あの空間まるごと盛り上がっていました。


⑱オバケのロックバンド
いや…この曲に泣かされるとは思いもしませんでした。聴いていただければわかるのですが、この曲はドラマーの﨑山さん、ギターの三輪さん、ベースの田村さんも歌に参加しています。新しいアルバムに入っている曲で、通勤の車の中で初めて聴いたとき、叫びました。え?まって??サプライズすぎるよ???ボーカルに草野さん以外の声が入ることはコーラス以外今までなかったので、ここにきて新しいことする人たちかっこよすぎるな…と思っていました。

少し話はずれますが、最近の私は将来への不安が大きくあり、このまま年をとっても楽しいことってあるのかな、今は「若さ」が心強い武器になっているように思うけれど、それがなくなったとき、今よりもっと生きることがしんどくならないのかな、とネガティブな方にばかり考えていました。
彼らが誰よりも楽しそうに演奏しているところ、「毒も癒しも 真心込めて 君に聴かせるためだけに」と歌う4人を見て、人生の先輩としても学ぶところがありました。年を取るってこともそんなに悪いことじゃないのかもな…と思わせてくれた曲です。
また、36年ずっと一緒に続けてきた彼らの関係性に、羨ましくもなったのでした。


⑲8823
ライブ常連曲です。大好きでめちゃくちゃ盛り上がるのに、この曲になると、このライブも終盤か…と少し寂しくもなる曲。田村さん、今回も暴れまわってて最高でした。スピッツのライブにはこれがなきゃ。スピッツ、有名な曲しか知らないな…という方には、是非ともライブ映像を見てほしいですね。


⑳涙がキラリ☆
嘘やん。さすがに神セトリすぎやって。
一番のサビ「心と心をつないでる」のとき、草野さんはギターを弾かないので、拳を胸に当てて、大切そうに歌っているのが印象的でした。
なんだか夏が恋しくなりました。


EN.2 1987→
最後にこれ持ってくるんかい…スピッツは1987年結成です。そのあとの矢印の意味は…わかりますね?MCでも、彼らは大ヒット曲を出したいとか、大きな箱でライブをしたいと思ったことはなかったと言っていました。ロビンソンやチェリーが売れたときは、よし、これであと5年はバンド続けられるかな…と思ったと。それがメンバーも変わらず、活動を休止することもなく、ここまできて、これからも自分たちのペースで続けていきたいと言うのです。さすがにかっこよすぎます。この曲のMV、最高にイカしてるのでおすすめです。


あ、なぜランチパックと叫んだか、書いていませんでしたよね。EN.1が「えにし」という曲だったのですが、この曲は、ランチパックのCMに起用された曲でした。MCで、サポートメンバーのクージー・ヒロコさんが、スーパーでランチパックを見かけると、ラーンチパック!って言っちゃうんだよね、ということで、じゃ、みんなで言ってみようか?という経緯でした。人生でこのワード叫ぶこと、あるんだ…と少しシュールで笑っちゃいました。

MCで草野さんに、「生まれてきてくれてありがとう」って言われちゃいました。9000人に向けた言葉なのに、なんだか一対一で自分に向けて言ってくれているような気がして、いやあ、参ったな…みたいな、なぜか照れてしまうというキモムーブ炸裂!
別れ際には、「またお会いします!」と言い切ってくれるところもまた、スピッツだな…という安心感で、あったかかったです。

私はスピッツをちゃんと聴き始めて5年ほどになりましたが、最近は特に、これからスピッツに出会う人たち、初めて聴く曲がこんなにもあるの、羨ましすぎるだろ…と思っていました。でも今回ライブに行って、そのときの自分に合った感じ方ができる曲ばかりで、人生の酸いも甘いも経験してから、曲の深みを感じることができるんだな、それがスピッツが長く愛される理由なんだと気づいて、え、ならこれから何十年と生きる予定の私は、もっともっとスピッツの良さを知れるのか…最高すぎるだろ…となりました。

本当に行ってよかったなあ~~~これからの人生に、スピッツがどういう風に関わってきてくれるのか…私!乞うご期待!


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