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棘-おどろ-「イロイロ」を聴いて色々と考えたイロイロの色々

リハビリで聴きながら歩いてる時には本当に色々と思っていたことがあったはずなのにいざ書き始めてみると色々と忘れてる自分にがっかりする。

10月2日発売 1st Mini Album『xxxx』(ダメダメ)

発売後に感想を書くので急に「イロイロ」についてだけ書くのも何故と思うけど書きたいことが色々あったので。

気を悪くしたら申し訳ないとは思うのだけれど私個人は棘-おどろ-さんを感情論ではなく記号的だと思っていて、歌も音の一部とかある意味で楽器のようなものと捉えていた節があり、歌い上げる必要がないから、どういったらいいんだろ、歌唱力的な部分にウエイトを置いて聴いてないところがあったんだけど、メンバーが変わったとかそういうんじゃなく「イロイロ」は歌が上手くなったなー(← 何様?)と素直に感心したのです。

人間らしい感情はしっかりあるんだけど表情に出す必要がなくましてやそれを共有しようとか押し付けがましい感情が一切無いから棘-おどろ-さんはどんな時にも気分を選ばず聴くことが出来て、だから永遠に聴いてられるのが強みだと私は思っている。
その部分は変わらないんだけど、歌が上手くなったと感じる理由に、表情が見えるというのがあるような気がした。
笑って楽しそうに歌っていると歌の向こう側の表情が見えるようになったと凄く感じたのです。歌そのものに。ここのニュアンスが難しくてライブが楽しいというのは大前提で、でも、ライブじゃ無い部分で歌そのものに表情があるという感覚なんだけど伝わるかな?

あとは言葉が本当に聞き取り易くなった。
言葉の一つ一つが、音の一音一音が鮮明になって、歌詞に説得力と迫力が生まれているような気がする。

それを一番感じたのがイロイロなのです。
実は私はイロイロが一番聞き取れてなくて
「イエロー パープル ブルー ジーンズ」と聞こえてて最後だけ何でジーンズなんだろうと思っていたり、
「駆け抜けるいまキミとFriday」だと聞こえてて金曜と金色を掛けてるのかなと思っていたり、
「感情失踪ガンダーラ」だと聞こえてて何か神々しいと思っていたりした。
ワンダーランドとガンダーラは多分ニアミス。
でも今は歌詞を知ってるからということじゃなくちゃんとクリアーに聞き取れてて凄いなと思ったのです。

あと、一つだけ気になってるのは「かえろ」がひらがなにひらかれてるのは「変えろ」と「返ろ」と「帰ろ」が掛かってるのかどうなのかなってこと。
私は今回でもちょっと「帰ろ」に思っていて、歌の力と歌詞の説得力が上がった分だけ早く帰りたい気持ちになります。

まあ、そんなイロイロを色々と考えていたわけです。
とても良い曲なのでみんな聴いてね!!!!!

各種サブスク「イロイロ」選り取り見取りで色とりどり