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時代は「超ミクスチャー」時代

最近また音楽をいろいろと聴いているんですが、昔のものというより割と最近のものを意識的に聴いています。単純に今どういう曲やバンドがあるのかが知りたいからってだけですが(笑)

それで、いろいろ聴いたりライブを見たりして思ったんですが音楽にしても漫画なんかにしても「完全オリジナル」なものってもう作ることは不可能だろうなぁと思ってます。もはや、ある程度「出し尽くした」感すらあります。

昨年の11月にBring Me The Horizonがキュレートしたフェス「NEX_FEST」に行ったんですが、その時知人づてに知って気になっていた花冷え。のライブを見たんです。

彼女たちはいわゆるガールズ・ラウドロックバンドで、まだ若いのに演奏はめちゃうまいし、ヴォーカルの子はかわいいのにデスボもうまいし(笑)すごいな~と思って観てました。
その中で特に素晴らしいなと思ったのは、彼女たちのルーツがめちゃくちゃ多岐にわたっているということ。
アニメもファッションも音楽も全部好きなものをミックスしたうえで自分たちの音楽をやっているのが、ものすごく今っぽくていいなと思いました。

あと、めちゃくちゃ今更感ですが(^^;やっと「呪術廻戦」のアニメ、1期と2期、劇場版(0)も全て見ました。
原作は読んでいないのでアニメからストーリーを知る感じだったんですが、全編見て私は「呪術廻戦=マキシマムザホルモン説」を勝手に唱えてます(笑)
原作者の芥見下々さんも本当にいろいろな漫画だったり映画だったりアニメがお好きなんだろうな、と思ったんです。自分の好きなものを全部ミックスさせて自分の表現で見せているところが、マキシマムザホルモンに通じるものを感じたんです。
ある程度選別して分けて混ぜる、というよりかは、もう好きなものはとことん全部混ぜる!みたいな、そんなイメージを持ちました。

余談ですが、「呪術廻戦」のアニメ(特に2期)が本っ当ーーーーに素晴らしくて。3期が楽しみすぎます。

花冷え。にしても呪術にしても、「自分が好きなもの」「影響を受けたもの」を素直に全部ごちゃまぜににするのって、自分にはなかなかできなかったことなので羨ましくも思ってます。
私も好きなものはいろいろとっ散らかってて、自分の中で「AはA」「BはB」みたいに全部分けてしまって、ルーツ的なことも全部上書きしてきてたと思います。
「これはこうじゃなきゃいけない」みたいな、固定観念も強い方だったので「ミックスする」っていう発想になかなかなれなかったんです。

でも、今って自分が「好き」っていうものをもっと素直に堂々と言える時代になったなーと思うんです(昔は「アニメが好き」とかってあまり堂々と言えるもんじゃなかったですよ…)

一応、私はイラストレーターをやらせていただいてはいるんですが、「お仕事に繋げるために」タッチを変えてみたり、イラストの方向性を変えていったりしたこともありました。
そうしていくと「私って何がしたいんだ?」みたいな悩みに陥ってしまうこともあって、より「自分らしさ」みたいなものからかけ離れていく感じがしたんです。

だからこそ、これからは自分が好きなものをとにかくごちゃまぜにして表現していくフェーズに入っていったのかもしれません。
そしてそれが今の時代にとっても、自分にとっても許されるんじゃないかなと最近感じはじめています。

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