乾杯の意味って知ってますか?
前回「乾杯のルーツ(由来)」について書きましたが、今回の記事は海外から来た「乾杯」の文化を「ヨーロッパの乾杯の意味」と「日本の乾杯の意味」に分けて書きたいと思います♬
ヨーロッパの乾杯の意味・・・日本の乾杯のルーツはイギリスですが、古代ヨーロッパで乾杯は「神々や死者のために酒を飲む」という宗教儀式から始まったといわれています。中世頃には、「悪魔祓い」の意味もあったと言われています。お酒に悪魔が宿ると考えられていて、その悪魔に憑りつかれないように乾杯をして悪魔を祓ったようです。その他にも、乾杯で勢いよく杯を合わせることで、お酒が飛び散って互いのグラスに入り、それを飲み干すことで「お互いの盃に毒を入れていない」ということを確認しあったそうです。いかにも中世ヨーロッパって感じですね。
日本の乾杯の意味・・・西洋式の乾杯は近代になってから日本に伝ったのですが、それまで日本に乾杯がなかったわけではないんです。日本でも「神々や亡くなった方のために日本酒を飲む」という宗教儀式としての、乾杯は古くからありました。日本酒は神に捧げる飲み物とされていて、神道儀式の後の宴会で飲む酒は「神様と同じものをいただく」、つまり「神様とひとつになる」というような意味がありました。最近は、同窓会はもちろんのこと、身近な人との気軽な飲み会では、1杯目はビールで乾杯することが多いですが、大切な宴会や儀式では今でも日本酒で乾杯します。ビールじゃないんですね!っていうのが、ちょっと驚きでした!この記事を読んだ方は、もしかすると今後の同窓会では日本酒を希望する方も出るかもですね!
新型コロナ感染症の一連の規制がなくなったら、是非同級生で「祝杯」を挙げたいものですね。
次回は、同窓会での「手締め」について記事にしたいと思います。
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