算命学余話 #U118「守護神#6 乙×夏」/バックナンバー
脳神経や脳組織の発達具合から犯罪のメカニズムを解析しようという『暴力の解剖学』なる研究書を読んでみたが、実に苦痛な読書となった。著者は英国出身の米国学者なのだが、英米人特有の頭の硬さというか、男性原理に基づいてしか物事を論じていないので、母性原理で回っている東洋思想のこちらの頭にはひどく回りくどくて退屈だった。
よく知られていることだが、夫があれこれ数値や実験データを掻き集めてやっとたどり着いた結論を食卓で妻に話すと、「そんなの当たり前じゃない」という呆れ声で一蹴されると