算命学余話 #U117「玉堂星を基礎から考える」/バックナンバー
内田樹氏が『困難な成熟』の中で興味深いことを述べています。「労働とは何か」を突き詰めると、それは「生産」ではなく「管理」だというのです。人間は何か有用な物、必要な物を生産している時には喜びを感じて苦にならない。しかしその生産作業が誰かに強いられたり、ノルマを求められて尻を叩かれたり、気に食わない奴のためにタダ働きさせられたりすると、苦痛に感じる。それは生産活動そのものに対する苦痛ではなく、管理されていることから来る苦痛なのだと。
狩猟採集していた頃の人類は、自然が供給して