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算命学余話マガジン #G105~G110

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『算命学余話』G番号の、2024年から執筆している最新記事#G105~G110をまとめました。今後#G101~G104も加えて合計10回分を収録する予定ですが、先行するU番号・R…
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2024年1月の記事一覧

算命学余話 #G106 「正義の認識」

 前回の余話#G105で取り上げた画家、中園孔二にかかる生前エピソードと命式について、読者の反応を見ると、どうやら彼と同じ官星を宿命に持っている人ほど感動が深いという印象を、私は受けました。あくまで個人の印象ですので、一般論として通用する見立てであるかは定かでありません。しかし、例えば私は宿命に官星がありませんが、恐らくそのせいで、官星を主星に持つ人たちや、官星を多く持つ人たちほど強い共感や深い感動、「思い当たる節がある」という気付きに至らなかったのではないか、と自己分析して

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算命学余話 #G105 「献身の裏の感性」

 夭折の画家、中園孔二の伝記『穏やかなゴースト』の中に、印象的な記述がありました。それは、彼の元恋人だった女性の思い出で、彼と会うたび彼の方から「君はこれが好きでしょ」と音楽その他を提示され、それが自分の好みにドンピシャだったというくだりです。特にこちらの好みを細かく伝えていたわけでもないのに、彼は超人的感性で相手の好みを察知し、それを何でもないことのようにさらりとやってのけた。恋人の方はそうやって毎回好みのメニューでもてなされるため、彼と一緒にいるのが嬉しくなる。でも彼に一

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