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算命学余話マガジン #U31~U40

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中国古代占星術、算命学を学ぶ人のための一考察として執筆中の短編読本です。算命学の基礎は学習済みだけれどもその先を知りたい、という中級者・上級者を対象に綴っています。技術的な話が半…
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#算命学

『算命学余話』U番号目録

(※この目録をマガジン未購入でも無料で閲覧可能にするため、便宜上100円の有料記事とします。以下、記事全体を無料公開(いわゆる「試し読み」)部分に設定し、便宜上付け加えた最後の一行のみが有料部分にしてあります。この一行のためにわざわざ100円払うことなく、無料部分をお楽しみ下さい。)  『算命学余話』は、算命学を学ぶ人のための読み物です。入門レベルから進んで中級以上の鑑定技術を知りたい方や、算命学の理念について理解を深めたい方、或いは算命学にはさほど興味がないけれど人生につ

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算命学余話 #U40「守備本能と幸福」/バックナンバー

 算命学余話も40回目を迎えました。ご購読頂いている方々には深く御礼申し上げます。算命学をもっと知りたいという人がそれなりにいることは判っていましたが、その多くはより詳しい技法を知りたいのではないかと思い、技法の話ばかりではない余話の読者として定着するかどうか疑問視しておりましたが、毎月の読者数はそう減りもせず概ね安定しているので、書く側としても当面この調子で継続していきたいと思います。え、消費税アップに合わせて値上げをするか? 当面予定はありません。通常どおり、内容が物騒に

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算命学余話 #U38「星の偏り」/バックナンバー

 オリンピックでメダルをとるとその人のプロフィールが特集番組になって連日報道されたりします。テレビ局としては視聴率を上げるためにその人のこれまでの軌跡が波乱万丈である方が望ましいわけですが、折しもゴースト作曲家の事件もあったことだし、さすがにありもしない事実をでっち上げることはしないものの、何らかの不運や不幸を見つけるとそれを大きく取り上げて視聴者の関心なり同情なりを惹こうとする。そして五輪出場なりメダル獲得なりで「話が完結する」ように番組を結ぶのです。  しかし算命学では人

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算命学余話 #U36玄「鑑定者の適性と心得」/バックナンバー

 地球の人口は現在66億程度ですが、そのうちの12億が飢えているそうです。一方で日本の食糧の1/3は廃棄されており、この廃棄分を飢えている人たちに回せたら随分助かるのに、そうはなっていない。物理的に不可能なのだろうか、それとも知恵や、何よりやる気が足りないだけ?  人類の1/5が飢えているというのに、ほんの一握りの大富豪が豪華客船に乗って着飾って飲み食いしている。ワンルーム・マンション程度の狭さの一番安い船室の販売価格は1億円。それだけあったら陸上で豪邸が買えるのに何でわざわ

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算命学余話 #U35「急激な上昇は危ない」/バックナンバー

 この正月は生まれて初めてなますを作った。年末の料理番組がものぐさな人のための簡単レシピを公開していたのをその場で暗記し、実践。砂糖と酢と少量の塩しか入れてないのに味わい深く、生の大根と人参の味もそのまま活きて調味料に押されていない。こんな簡単でおいしい生サラダが昔からあるのに、正月しか食べないなんてもったいない。というわけで正月が過ぎても大根を買い足す度に、せっせとなますを作る宇宙人なのだった。  主婦の方には馬鹿にされるかもしれませんが、去年はこれまた生まれて初めてカボ

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算命学余話 #U33「蔵干を網羅する」/バックナンバー

 流行語大賞にも選ばれた「今でしょ」の林修氏が単なる一発芸人まがいでないことは、珍しくも各メディアが率直に伝えています。単なる予備校講師でもなく、一思想を持つ教育人だということはその言動からよく判るのですが、その彼が勉強の仕方について「勝てない科目で努力してもリターンが少ない」と今どきの表現をし、どうせ努力するなら勝てる分野に精力を注ぎ込めと、受験に限らず的確な人生指導を述べております。  算命学はこの考えに賛成です。全科目が得意という学生はほんのわずかで、多くの学生はその

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算命学余話 #U32「守護神の格差と作用」/バックナンバー

 余話では、ここ2回に渡って持って生まれた宿命星の陰と陽の両面性について採り上げてきました。この2回に留まらず、これまでの余話をお読みの方には算命学の陰陽論がどこまで示唆しているのかだんだん見えてきたかと思います。こうした理論が判ってくれば、宿命にこの星があるから金持ちになるとか、頭がいいとか、一面的に決めつけることはできないことも自ずと判ってくると思います。  だから宿命だけから人を判断はできないし、その人が歩んできた経歴の聞き取りも重要だし、生まれたばかりの子供を占っても

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算命学余話 #U31「知性星の落とし穴」/バックナンバー

 シーシキンの『手紙』では、1900年の義和団事件を戦死者報告担当のロシア軍兵士の視点から描いています。こうした歴史的事件を描く際、作家は入念に当時の記録を調べますから、当時の中国政府が初めは義和団の取締りをして秩序がどうにか保たれていたのに、いつの間にかその支援をするようになって治安が劣悪になったことや、そうした中国人のポリシーのなさやどうにも拭えない嘘つき体質、中国人の報復行為における残虐性などが実にリアルに描かれていて(こうした描写は日本人兵士による第二次大戦中の体験記

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