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岐阜県道17号 旧庄中橋・庄中廃道

岐阜・愛知県道17号は岐阜県関市から愛知県江南市までを結ぶ主要地方道です。
そんな道の途中、岐阜県関市の津保川付近には興味をそそられる小さな廃道と廃橋梁があります。
今回は津保川の南に廃道、北に廃橋梁が存在する位置関係となっています。
廃道に関しては山の所有者を調べていないため深くは入っていません。
最後まで見てくれると嬉しいです。
周辺図はこちら


本編

庄中廃道部分

車止め部分
ベンチとして使えるほどの高さのコンクリートが無数に並べられている
車止め以前に縁石のせいで車が入るのは困難なので役割の真相は不明

車のタイヤ痕が存在する謎の道
舗装が消えた先はダートっぽい

永遠と轍と雑草が続く道なき道
道筋は見えるのだが半ズボンでは突破できなさそう
そしてこの轍は山の所有者が持っている車のものか?

反対側の様子
このように廃道前は縁石とコンクリートで塞がれている

この付近は当時だとヘアピンカーブをとらえている写真になりそう
だがよりによって廃道の目の前に駐車車両が
やってることがほぼ盗撮みたいなものなので勘違いされないよう慎重に…

この急な坂は当時の道や山を示すものと個人的に推測している
駐車車両の左前輪付近に広がる謎の平地が当時の道だろうか?

旧庄中橋 津保川部分(ほぼ消滅)

旧庄中橋の津保川に架かる部分は橋脚を残して撤去されている
わずかに残る橋脚がその証拠
橋台は草木に埋もれて見えない

庄中廃道を向いて撮った部分
この付近は下水処理場の建設で廃道や廃橋梁をまとめて消し炭にされたので遺構がないのも当然か?

旧庄中橋 現存部分

ここが現存する旧庄中橋の入り口
舗装がかなりボロボロなので長らく手付かずか

ていうか看板の「米」ってメートルって読むのかよ
米といえば日本食かアメリカしか思い浮かばないんだけど

西側の欄干の橋名板を見てみる
よく見たら「庄中橋」って見えるけども、かなり分かりにくい
他にも何か書かれてないのか見てみる

消えてるし…
東側の親柱が消えている
後で橋の下に行って真相を確かめてみる

橋の上部は1.5車線道路に見える
当時だと2車線道路だったのか?
橋の端っこは雑草が多くてそこでは走れそうにない

橋が終わりに近づくと雑草がひどくなってきた
この路面は対岸の廃道と違ってタイヤ痕がないので正真正銘の廃道・廃橋梁か

橋を抜けると正面にガードレールが出現し道が終わる
そしてかなりの雑草
ガードレールに近づく時はそれなりの装備が要りそう
そして反対側を向くと…

読めない!
竣功年が書かれていると思われるが、これは完全に解読不能
この夏にこの文字の謎を解明できれば尚良しなのだが厳しそう
もし解明できたらまた別にブログを投稿するかもしれない
西側の親柱には出入口共に何かが書かれていそうだ

こちらにも文字が書かれてそうだがもはや手遅れも同然
ただ単に雑草を写しただけの写真になってしまった
東側の親柱悲惨すぎないか?

マーゴを向いた時の写真
個人的に橋梁と道の位置が異なってるのが気がかり
少し位置をずらした可能性が高そう

次は下から見てみる

消滅した東側の親柱跡の一部
下に落ちたと思われる物体が無かったのでかなり昔に落ちたと思われる
少なくとも橋自体は立派な造りだが、ボロボロという感じが拭えない

傷んでいるところがあるがやっぱり造り自体は立派
にしても雑草がひどすぎる

漏水の様子
水源地はどこからだろう
橋から水が出ることなんて雨絡み以外であるのか?

橋台に亀裂が入っている
このタイプの亀裂は一体どうなってしまうのか

東側から見た旧庄中橋の様子
堤防に草が生えているせいであまりはっきりとは見えない

西側から見た旧庄中橋の様子
ここからなら橋の立派さがよく分かる気がする

現在の庄中橋

最後に現在の庄中橋を少し見ていく

現在の庄中橋はこんな感じ
若干ピンボケしている写真になってしまった…

昭和47年(1972年)9月竣功
現代の橋にしては少し古い方
ただ当時のヘアピンカーブを丸々ショートカットしたこの橋の存在はかなり大きいので長く使われると思われる

(2024年4月撮影)

参考になる情報など

2005年の記事
マーゴの中にあるイオンがジャスコという名称になっている違いしかないが、当時からあまり状況が変わっていないということが分かると思う

2019年の記事
川に近づいて橋脚を撮った貴重な写真があるので併せてみるといいかも

サイトはこのように色々あるが未だに竣功年に関しての情報はなし
近いうちに解明されるといいのだが…

終わりに

今回は愛知・岐阜県道17号にある旧庄中橋と庄中廃道を探索しました。
廃道も廃橋梁もいい感じの荒れ具合なので廃道好きな人は楽しめそうな感じでした。
私が探索したら竣功年という謎を残して探索を終えることになりました。
特に親柱にあった読めない文字が読めるようになれば1つの謎が解明されそうなので暇な時に解析したいと思っています。
最後までお読みいただきありがとうございました。

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