見出し画像

岐阜県山県市 馬坂トンネル廃道

岐阜方面から国道256号を進んで山県市椎倉付近の交差点を右に曲がると、今回の記事に関係する市道につながります。
その市道の道中にはトンネル脇から伸びる細い道が存在します。
今回の廃道は少し珍しい特性を持っているため探索することにしました。
最後までお読みいただくと嬉しいです。
周辺図はこちら


本編

武芸川方の様子

今回は武芸川方からスタート
現道は左に、廃道は右に進む場所
もちろんここは右を進んでいく

中に入ってみると案外きれいな路面
でもこの先の状況はこの写真だけでは考えられない状態になっている

少し雲行きが怪しくなってきたがまだきれいな方
廃道はこの先若干左に曲がりながら進む

曲がった先で急に状態が悪化
さらに身長より低い木の枝があってそれが何気に厄介

ちなみにここ結構坂きつい方だと思う

路面が濡れてきた上に轍まで見えてきた
まさかこんなところに車が入るの?
どんな移動手段でも高確率で滑るでしょ…

やっぱり滑る!
何度か転けそうになりながらも何とか峠付近までやってこれた
倒木が道の脇に置いてあるのも気になる

何度も転けそうになったのは泥道を舐めてたからなので真似しないでください。

峠に到着!
滑りやすさは消えたものの相変わらず荒れている路面
右にあるのがお地蔵様と馬頭観音、金神が祀られている祠
金神(こんじん)とは地蔵・観音と違い、うかつに扱うとやばい神様です。

山県市街地方の様子

祠の先は下り坂になっている
日光が当たりやすい南側だから滑りやすさはそこまでじゃないと信じ下る

やっぱり身長より低い木の枝あるのか
そして処理されたであろう倒木も発見
唯一の救いは薮がまだないことだから気軽に行ける

路面には車と自転車のタイヤ痕
そういえば入り口にバリケードは無かったから車でも入れるのか

廃道はここで左にカーブする
脇にあるのは切った枝を固めて置いたものか?

しばらく進むと直線になりその先は出口になる
個人的に構図が中々の異世界感を出しているように見える

それよりもなんか嫌な予感するけど気のせい?

最後の最後で薮
装備は多少整えてたけど薮は聞いてない
これが天然のバリケードなのか…

内部はそこまで薮じゃなかったけど草が頻繁に当たるのは間違いない
何よりも圧迫感が激しい

なんやかんやあったけど何とか踏破成功

振り返るとこんな感じ
写真だと奥が黒くなっていて魔境のように見える

現道と廃道の分岐点
10万人中99999人は右のトンネルに進む分岐

これで探索は終了と言いたいところですが、すぐそばにニセ廃道があるのでおまけに見ていきます。

ニセ廃道?

ここがそのニセ廃道
奥のガードレールが藪の中に消えているのに対し、手前のガードレールが新たに出現する怪しい場所
探索の際は見間違えに注意
ただ今となってはとんでもない激薮だから実質入れないと思いますが…

(2024年2月撮影)

参考になるサイト

2004年の記事
こちらも見てみると20年間の変化が見られてオススメです。

2021年の情報
廃道にストリートビューが突っ込むという異常事態
場所は峠の祠がある付近、向きは探索した方向と一緒です。

終わりに

今回は山県市の馬坂トンネル脇にある廃道を探索しました。
バリケードがなく一般車でも入れそうなので、車で突っ込むのもありかもしれません。
ただしこれにより起きた事故・故障に関しての責任は一切取りません。
手軽に廃道らしさを楽しみたいならこの廃道はいいと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?