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国道162号 阿納坂廃道・阿納廃道

国道162号は京都府京都市右京区から小浜市を経由して敦賀市をまで結ぶ一般国道です。
そんな道の途中、福井県小浜市阿納坂付近には国道の旧道と旧旧道が並んでいる場所があります。
超がつくほどの悪条件の中2分だけ探索したものなので、探索パートはあまり参考にはならないと思います。
最後まで見てくれると嬉しいです。
周辺図はこちら

本編

探索パート

ある事情から探索したくなった廃道(阿納坂廃道)に到着
雰囲気自体は廃道感満載でいい感じ
写真だけでは分からないけど今回は熊鈴を装備して探索開始

そこにバリケードがあるのは想定済み
こういうのは乗り越えれるので先に進む
バリケードを乗り越えようとした次の瞬間…

これは通行不能
獣よけと思われる柵が道を阻んでいる
その先には阿納坂隧道があったのだが、それを拝む機会は当分無さそうだ…

左カーブ注意の標識
当時物の標識が残っているのが唯一の収穫

現道の方に出てトンネルを撮影してみる
現道の阿納トンネルと謎の山越えの道
謎の道を拡大してみると?

獣よけの柵と廃道っぽい雰囲気がある
1963年の地図を見た感じこれは旧旧道(阿納廃道)と思われる

これが現道の阿納トンネル
今でこそ緩いカーブで反対側を結んでいる道路だが、阿納坂廃道(旧道)と阿納廃道(旧旧道)はつづら折りが連続する悪路だった
(2024年8月4日撮影)

反対側を見に行きたかったが天候不順のためこのあたりで撤収

一般的な背景情報

1.それぞれのルートと現役年

山越え(旧旧道)ルート:〜1965年
阿納坂隧道ルート:1965年〜2002年
阿納トンネルルート:2002年〜

2.地理院地図の航空写真

1961-1969 国土地理院キャプチャ

1960年代の航空写真ではこのような感じになる
阿納坂隧道が誕生する前後のものだと思われる

1961-1969 国土地理院キャプチャ(画像加工済み)

旧旧道、旧道、現道の位置関係を分かりやすくするために色を付けてみた
赤色は阿納廃道(旧旧道)の推定線形
緑色は阿納坂廃道(旧道)の線形
青色は現道の大まかな線形
赤色と青色に関しては正確ではない可能性があるから参考程度に留めてほしい

1974-1978 国土地理院キャプチャ

1970年代の航空写真ではこのような感じになる
阿納坂隧道が現役だった頃

2004-2013 国土地理院キャプチャ

2004年〜2013年の航空写真ではこのような感じになる
阿納トンネルが開通して阿納坂隧道が廃道になった頃
今でも航空写真から阿納坂廃道(旧道)自体は見れる

個人的な背景情報

実は3年前に学校の校外学習(阿納研修)でこの付近の旅館に泊まる機会があって、その旅館の方からこの旧道と旧旧道にまつわる話を聞いて以来疑問に思ってた道
当時は廃道という趣味にギリギリ辿り着けてなかった時期な上、話を聞く数時間前に熱中症になってたので話の内容がうろ覚えなのが無念
とはいえ今回3年ぶりの来訪を果たすことが出来たので結果オーライ

関係ないけど、「阿納研修」ってネット検索したら岐阜県の中学校のサイトが大量ヒット
もしかしてこれから年齢バレる感じ?
ネットって怖いな(他人事)

参考になるサイト

2012年10月時点の阿納坂隧道の様子

2019年5月更新のサイト

https://www1.city.obama.fukui.jp/kurashi/doro-kasen/doro/2155_d/fil/102.pdf

これを見る限り阿納坂隧道はしっかり管理されている模様

ここで挙げたサイトは氷山の一角に過ぎないので、検索して他の人の記事も見てみるといいかも

終わりに

今回は個人的な疑問もあって阿納坂廃道(旧道)と阿納廃道(旧旧道)を少し見ていきました。
高速道路ネタ以外では初めて東海地方を飛び出したことになると思います。
今回の探索はほぼ失敗みたいな物ですが、現地でしか得られない情報も確かにあるので後悔はしてません。
また3年後にはトンネル手前まで探索できることを願いこの記事を終わりにします。
最後までお読みいただきありがとうございました。

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