ヒプステ前半戦が終わったぞっていうメモ


なんかべったーとかに投げるといろいろ分散しちゃうので殴り書きメモ、といいつつ何を書いたらいいかまとまらないのでTwitterの補足ということにしよう。全編ネタバレなのでネタバレいやだったら読まないでください。

なお、金額が18000円であったことはいったん忘れるものとする。(※これは重要な前提です)

あとなんかキャストとか声優のこと変な呼び方するけどこいつキモいなって感じで流してください。めったに読まれない界隈の目に入ると「木村“さん”だろドグソ野郎」とか言われそうなので先に書いとく……。

いやよくできてる。よくできてるんですよ。ショーとして。

曲と曲の間をシナリオでつないでるって、単純に曲→シナリオ→曲→シナリオっていうだけじゃなくて。ぶっっっっっっちゃけあんまり舞台慣れしてない人も多い中、じっくり説明セリフを聞かせるのって結構キツいものがあるので(ぶっちゃけね!ぶっちゃけ!)、それを全部ラップで済ませたりするとか。わりと理性的な作りなんだよな全体的に。

舞台オリ曲もよくできてて、なんだろうな、いい意味で「っぽい曲」を作ってくれてるんだよね。もちろん今の声優さんたちにラップのスキルでは及ばないわけで、それは録音をかぶせたところで変わらんわけで、キャストが歌いやすいようにうまいこと難易度を下げつつ「っぽさ」は失ってないという、いいところに着地してて。それが、本体がやってる「本来のラップミュージック/ヒップホップ文化をうまいこと声優と2次元に落とし込む」というテーマと入れ子構造になってて気持ちよかった。本体自体も「○○っぽい雰囲気」で曲を作ってるわけで、それはただのパクリじゃなくてリスペクトなんだ、ここはそういう文化圏なんだ、っていうことをヒプノシスマイクっていうコンテンツはずっと説いてきていたわけなので。

Counterfeit Busters(ステのブクロ曲)はちゃんとIWGPにつながる雰囲気があるし、二郎三郎の兄弟喧嘩(というらしい、あの曲)はおはブクロやBB's CITYの流れを汲んでてすごいかわいい。全員曲のGimme The Mic -Rule The Stage-のサビが後半アンセムになってるのがまさにそれで、めっちゃ興奮したんだよね。ただ原作の曲そのままやったって芸がない、原作のおたくがケチつけるだけ、ってわかっててやってんなと思って(笑)。

元がああなので話はちょいちょいツッコミつつ聞いてる程度がいいと思います。これは悪口ではないです。一郎とカズって10年くらい前に会ったのが最後らしいけどカズが一郎のこと「不良のくせに」みたいなこと言ってて一郎さん9歳から不良なのかよさすがだな……と思ったりとか、一郎くんは「昔のままの泣き虫で優しいカズだ」っていうけどコーンロウは泣き虫で優しい人の髪型じゃなくね……?その人だいぶいかつくね……?とか、そういうのはささいなことです。w

演出面は本当、もう、なんというか、とにかく!!!植木が!!!!!攻めてくる!!!!!!!!笑 突然MTC曲の途中でノンバーバルショーみたいのやらせるし(あれ、オケなしのHBB+キャストのラップだけという、当然ながら被せナシの生音一発なのでみててすごい緊張感があるんだよ!w)、アカバネ曲はLEDスーツだのLEDお面(あれ正式名称なに?LEDホログラフィックプロジェクターってやつ???なに????)だの使いたい放題で、植木さんが持ち込み企画で頑張りすぎててマジおなかいっぱいになるwwwwwあれを金がかかってるというのならまあそうだと思う。ステラボールのサイドの「壁」にプロジェクターで歌詞を出そうと思ったのはマジ発想の転換すぎたけどな……頭いいけどそもそもそんなとこに壁があるのがおかしいんだよ!w それができるほどサイドに壁があるってことはつまりステージがクソ見にくいんだぞ!?っていう……なんかほめるにほめられない感じが……。あと個人的な話ですけど、2幕頭のめっちゃ長いダンサー紹介、前世で5万回見た!!!!!という気持ちになりました(やくざの前世はw-inds.とLeadのおたく)。前世の記憶。

ここからいきなり激重原作おたくポエムになりますけど。

私はヒプノシスマイクというコンテンツはほぼイコール木村昴であると思っており、それは私だけでなく多くの原作おたくも気持ちを同じくしていると思うわけなんですけれども、それってコンテンツのあやうさでもあるとずっと思ってたんですよね。Endless SHOCKが堂本光一の手をはなれたらEndless SHOCKではなくなるようなはかなさ。テセウスの船。木村昴のもとを離れたヒプノシスマイクがはたしてヒプノシスマイクなのか、っていう。

ヒプはコミカライズというその第一歩をはちゃめちゃに失敗したのでw おたくからのアタリがキツくなるのは当然で(そのあたりの事情は以前のnoteにも書きましたけど)。その失敗ってどういうことかというと、まあ要は、キャラクターと声優の「切り離し」に完全に失敗したんですよね。だから舞台化にあたっても「声優じゃないヒプなんかヒプじゃない」とか言われたわけで。でも、そこをちゃんと解(ほど)かないといけないんじゃないかという違和感がずっとあったんですよ。それはコンテンツのためというより、もしかしたら、声優キャストたちのために。

それこそ昴が前にどこかで「山田一郎というキャラクターよりもラップが好きな自分のほうが前に出ちゃってた」みたいなニュアンスの話をしていたことがあって(ニュアンスな、超ニュアンス)(曲解と思われるかもしれない)(しかもどこだったか忘れた)。私は、それをブクロが負けた理由として語られるのは残酷すぎるじゃないか……と呆然としたんですけど。だってお前が楽しんでるから私たちはヒプノシスマイクを好きになったのに!あんまりだろ!と。

だから、なんかな~、勝手な感傷なんですけど、高野くんが「木村昴ではない山田一郎」を引き受けてくれたことに、すごい、勝手に感謝をしていて。そんなこと本人は知ったこっちゃないかもしれんけど(笑)、でもそれは他のどんな人気キャラを演じることよりも難しいことだと思ってたから、最後の説教ラップが最高すぎてめっちゃ爆笑しながらちょっと泣いたのだった。高野くんさんありがとう。だってあの説教ラップ、めちゃくちゃ一郎じゃないですか?一郎がパワーファイター型って実はピンときてなかったけど(なぜなら木村昴が12人の中で一番ラップがうまいから……)、あの説教ラップすごい説得力あったじゃん、あっパワーファイターってこういうことか~~~~~wwwwwwって……めっちゃ声でかいじゃんwwwww圧バリ強いじゃんwwwwwって……(真面目に言ってます!!!)。

だから、

これ完全に台本なんですけど、単純に「木村昴がいつも言うから言ってる」んじゃなくて、これは「山田一郎のセリフ」なんだなあ……という感慨があったんすよね。出典が木村昴だとしてもだよ。亀田さんが書いた、山田一郎のセリフ。

私、ヒプノシスマイクのこと結構好きなんですよ。

(というか、「推しはサマ(浅沼さん)だけどヒプノシスマイクを好きになったのは山田一郎(木村昴)がいたから」という、「じたんはとつかくんだけどえびに降りたのはかわいくんがいたから」とまったく同じパターンなので、完全に箱推しユニ厨の路線なんですよね)

(どうでもいい話でした)

ステサマことあらんサマのことはまだちょっと、もうちょっと保留にさせてほしい。今萌えられるかどうかの瀬戸際なんだ。とりあえず連番奴のこれでも読んでおいてくれ。

今言えるなかでの細かすぎて伝わらない大絶賛ポイントとしては、下手でブクロがなんかやってるときに照明の上がってない上手にヌッとハマ3人があらわれて、サマがトラスにかったるそうに背を預けたシルエットが500億点をたたき出していたので、あの瞬間のステフォを出してほしい(照明が当たってないので絶対出ません)(なんならライビュで映るかどうかも不安)。基本的には線が細すぎて少年にしか見えんな~~~と思ってるんだけどあの瞬間だけはマジで500億点なんで。マジで。

水江ちゃんの銃兎、悪くない、悪くないんだけど銃兎としてなにかが決定的に足りない、なんだろう、って考えていたのですが。あのね~、水江ちゃんの銃兎、謙虚なんだよね……(笑)。銃兎のあの、慇懃無礼で高慢ちきな感じが足りないんだわ!って気付いて、それを「声の細さ」「伸びきらない背筋」から感じて「ヒヤヒヤする」んだなー、となり、それはつまり、水江ちゃん自身にまだ自信がないんだよな……となり、いや、その扉は開けないほうがいいやつだな……となって再び閉めました。深淵を除くと深淵に覗き返されるのでやめます。エッチなのはすごくいいと思う。とてもいいと思う。(ほら、駒田はずうずうしいほど自信満々で生きてるからさ……!そういうところ、好きだけど……!)でも今日(17日)みたらだいぶ堂々としてきていたので、調子出てきたよ!!!とひそかに応援した。

最後に

「ステみたら絶対山田家尊い~ってなるよね」とは言ってたんですけど、あっさりつかまっちゃったよね!松田くんかわいいです!すんごいかわいい!やんちゃな大型犬の子犬!って感じ。静止画よりも動いてるほうが圧倒的にかわいいです。ちょっとした仕草とか表情がかわいい。初日はさすがにじろさぶがちがちだな~て感じだったけど、ちょっと慣れてきて、ダンサーとキャッキャしたりしてるのとかもう最高にかわいい。二郎ちゃんのためにリングライト赤も買おうかなと思っているぐらいにはヒプステに懐柔されています。

16ソワレ2幕の2つの影をうしろで座ってきいてるとき完全にぽやぁ……ってしてたのとか、17マチネで2幕最後のRule The Stageのとき二郎が上手からバッて出てきて同じく下手から飛び込んでくるダンサーgash!くん(ダンサーの推しです)と真ん中で鉢合わせた瞬間にイヒヒって笑いあってたのとか、あと序盤の「だ、だって!」の言い方が最高にヘタなところもかわいい。w

ほかにもまだあるんだけどもう2時なのと、とりあえず洗濯機とまったんでここまでにします……。

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