抑圧と解放 〜 Sexy Tour 2017 STAGE

なんというか。「あるべき姿」に収まってようやく「こうあるべき」から解き放たれて、「あるがまま」になれた人たちなのかなあ。という気がした。のびのびしていた。

別にわたしは彼らの抑圧の歴史とか知らないのだけど、こんなにのびのびと自由にいられるって良いことだなと思った。これがどんな結果に繋がっていくのかわからないけど。

わたしの思うセクシーゾーンはずっと背伸びをし続けてきたグループだ。事務所の大人、ファン、そして自分たちの身の内という三方それぞれの要求にまるで大岡裁きのごとく引っ張られ、時に歪みを生みながら(中島健人というモンスターもこの歪みから産まれたものだとわたしは思う)5年やってきた彼らの、異常なまでの解放感を感じた。それは抑圧が消えたことによる解放なのではなくて、単純に5年間で彼らが成長して、要求に見合うようになったことによるものなのかもしれない。

わたしは中島健人さんの中島健人芸がここ数年ちょっと苦手で、3人になっていたあたりのそれなんか不気味とすら思えてちょっとどんびきしてたのだけど、今日の健人さんソロがなんか心穏やかにみれたのは、その解放感によるものかもしれない。誰よりも要求の多そうな人だからなあ、あの人。他人に求められてイヤイヤやってるならまだしも、自分が自分に要求することが多すぎる。苦手と思っていた頃の健人さんは誰のこともみてない感じがして嫌だったんだけど、今はちゃんとメンバーも客も目に入っていそうでほっとする…。

そういう意味で、菊池なー、おまえはなー!wwwwwwwww みたいなとこあるのだけどまあそれは置いておこう。きくちくんの頭脳は我が軍にないものすぎて羨ましいところもあるけど、頭がいいのも考えものよね。ハリーじゃないけど。うまくやれよぉ〜。ほんとさぁ〜。

勝利さんが異様にめんどくさい人になってて、うちの人の悪影響について胸に手を当てて考えたりしましたが、なんな煙たがられてるわけではなく普通に受け入れられていたのでいいなあとおもいました。一番大人になったと思うわこの人。

聡ちゃんはソロかっこよかったです。何気にダンス音痴の多いセクシーゾーンにおいて聡ちゃんの機動力はかなり飛び道具ですね。これもやらなくちゃと思ってやってるのでなくやりたいようにやってる感がよかった。

マリちゃん様…あのね…その…わたし基本乙女回路(夢回路ともいう)が死んでるのですが、マリちゃん様をみてると錆びついたそれが働き出すんだよね……「ちっちゃかった王子様がリアルプリンスになって迎えに来た」感がすごくて………健人芸に隠れているけどマリちゃん様のほうがド直球キザなとこあるよね…そう、わたし平次よりキッド様派なんで………。デビュー帝劇の映像がガチでただの子供だったんだけど、今のマリちゃん様があのウテナ衣装着たらマジでただの王族だから…第一王位継承者みがすごい。マリちゃんやっぱ18になったらエリザのオーデ受けよう…ルドルフやろう……

というわけで楽しかったです。コンサートの構成は、ちょっと頭でっかちかなーというとこもあったけど概ねよく練られてて気持ちよかった。with youと5人テレポはダメだってほんと……ジャニヲタのたましいが震えて泣いたわ………。

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